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できるなら‥



私たちグループレッスンのメンバーは8人
男性1、女性8、の構成。

最高齢は昨年喜寿を迎えられた男性。
1番若い方は私より1歳年下の女性。

先月、実家のお母様が倒れられた彼女は
結局、一緒に活動を続けている。
お母様の病状が、
回復は難しくても安定している状態なので
発表会に参加することを決意した。

狭心症で倒れた彼女は
少しずつではあるが状態がよくなっていた。
それまでにかなり歌いこんでいたので
先生は、
ゆっくりと、歌も身体も「寝かせて」おいて
発表会の日に調子がよければ参加すれば?
と、お手紙を書かれた、と聞いていた。

昨日、少しお話ができるかな、と電話。
来月初めのドレスツアー(?)へのお誘いもかねて。
そうしたら、何と、
日曜日にまたしても発作が起きたと言う。

狭心症はもともと持病だ。
しかし、近年はそれなりに安定していたはず。
それが、2週間で再発したことに
彼女は驚き、不安を高めている。
とてもナイーブになってしまっていて
話す調子もこころもとなげ。

身体の不調を抱えている者として
病状がいままでと異なる動きを見せると
どうしていいかわからなくなる。
病気とうまくつきあってきているはずなのに
これからどうなってしまうのだろう?
と、思ってしまう。

一人暮らしの彼女も
そんな不安とともにベッドにいるに違いない。

若い頃からシャンソンが好きで
古い曲ならどれほど聴いてきたかわからないくらいの彼女。
やっと、歌う側の楽しみを見つけ出したところなのだから
うまく回復できればいいのに、と思う。

個人レッスンだけのクラスとは違って
私たちは、1つのグループとして
クラスで手を取り合って進んでいるところがある。
自らの体調や、親の介護や
いろんなものを抱えながら
シャンソンを始め、発表会を越えてきた。

音程が定まらなかったり
リズムが苦手であったり
歌の課題もそれぞれに持ちながら
互いを引っ張り上げながら
進んできた。

できることならば
メンバーがそろって発表会を迎えたい。

もちろん、出られなくなる人が出たからと言って
何が変わるわけではないのだが。

by sararaM | 2008-03-25 08:28 | 2度目の発表会へ | Comments(0)