それぞれの選択


メンバーの1人からメール。

彼女は東京にいるご主人のお母さんが不調で
去年の夏の頃から1ヶ月に2回、
週末に東京へ飛んでいる。
役所へ行ったり病院へ行ったり
介護施設を探したり
遠方と言うのはそれだけでたいへん。

ところがその上に彼女自身のお母さんが
2週間前くらいに倒れられた。
一人住まいであるので
病院への付き添いなど
一人娘である彼女が一身に背負っている。

先日のレッスンは検査結果を聞くために欠席だった。

脳の微細な血管が破れたらしく
その影響で片目が見えなくなっているらしい。
ただ、年齢的なこともあり
積極的な手術などの治療は控えて
通院、投薬で様子を見ることになったと聞いていた。

で、彼女のメールには
今回の発表会は無理だと思うので見合わせたい、と。


彼女へ電話。

もちろん個人の意思なのだから
どうこう言える筋合いのものではない。
しかし‥

私は思うのだ。

発表会を見合わせようと思うのが
シャンソンのことなど考えたくもない
そんなお遊びの入る余地もない
ということなら、それは仕方がない。
また、気持ちと状況が落ち着けば戻ればいい。
しかし、
みんなと一緒にやりたいと思うけれど
時間的に練習の余裕もなく自信がない、とか
もし突然何かあればみんなに迷惑をかける、とか
そういうことが理由であるのなら
少しばかりしんどくとも
頑張ったほうがいい。

介護や親の病気や、自分の仕事や‥
そんなことで精一杯の毎日であればあるほど
1点でも、このホンの少しの時間だけでも
全てが消えて集中できることがあれば
気持ちは救われる
気持ちの逃げ道ができる。

頑張ろうとすればするほど
自分自身、もっと、もっと、と思い
できない自分を歯がゆい思いでみてしまう。
そんな中、
レッスンさえも遠ざかって
仲間と夢中になってのおしゃべりもできなくなれば
ただひたすらに、つらい。

そんな話を、かなり長時間、した。
彼女を悩ませるだけの
ただのお節介にすぎないのかもしれないが。

明日、彼女は先生に報告して相談する。


メンバーは、いろんなことを抱えている。
だからよけいに、
一緒に、発表会へ向かって頑張っていたい。

私は、そんなふうに、思ってしまうのだ。
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by sararaM | 2008-02-19 23:43 | 2度目の発表会へ | Comments(2)

Commented by misty. at 2009-02-06 12:00 x
sararaさんのおっしゃる通りだと思います。
若い時は子供の世話、年をとれば親の介護、、、
昔の人は、女三界に家なしと言いましたが、親の言うことも効かず、夫に従わず、子供とも離れて暮らす女性も多くなってきたかもしれませんが、やっぱり普通の家庭では、結局家族を支える縁の下の力持ちは女性、負担が大きくなって辛いだけの生活は心まで萎えてしまいます。
少しでも、自分が活き活きできる場所があるのとないのでは、ずいぶん違いますものね。。。
Commented by sararaM at 2009-02-06 23:51
☆ mistyさん 
女性は、ほんとうに、いろいろありますね。
何か「自分だけのもの」を見つけないと、
すべてが人のために、という生活になってしまいます。
彼女は今も元気に続けています。