最後の練習
追憶25
発表会本番を2日後に控えて、最後の練習。
点滴でもたせている彼女も顔を出している。
レッスン室の空気が緊張しているのがわかる。
私は、今週になって突然、
イタリア語の歌詞を間違うようになってしまった。
もう、眠っていても歌えるくらいまで練習してあったのに、
どうしたことだ‥
オープニングから始めて、流していく。
しかしながら、みんな、うまくなった。
メンバーの中で最も歌の素養のない私の感想では
説得力がないかもしれないが、
それでも、ほんとうに、うまくなったと思う。
それぞれが自分のカラーで歌っている。
最後に歌っていただく先生の曲が、突如、変更。
ええええ~~~~~っ!!
私たちもコーラスのような形で歌うことになっているのだが、
会場の方々と一緒に、
歌詞を見ながらだから大丈夫だとおっしゃる。
せ~ん~せ~い~~~~(汗)
そのあと、私たちだけでのミーティング。
タイムテーブルにそって、イメージを作っていく。
11時にライブハウスで集合するところから始まって
それぞれが、
自分の動きをイメージしながら最後の打ち合わせをする。
自分が気持ちよく歌っているイメージをつくろうね、と言う。
もう、あれこれ考えても仕方がない。
私たち自身が楽しまなければ、
聴いていただく方々に楽しんでいただけるはずがない。
最後の最後に、
先生のレッスンが終わるのを待って、ミーティング。
細かな、確認。
狭心症を持っていて、発熱中の彼女には
薬の確認をして、対処の仕方を聞いておく。
私自身も片頭痛の特効薬をナレーションの台本に貼ってある
なんと、悲壮なメンバーだ (笑)
教室としての準備は、やるだけのことはやった。
最後のミーティングまで、
何回の会議を重ねたかもわからないくらいだ。
秋に初めて顔をあわせて、まだ半年と少しなのに、
もう何年も一緒にやってきたような感がある。
あとは、本番を待つだけだ。
by sararaM | 2007-08-25 00:48 | 追憶 | Comments(0)