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第2回枚方パリ祭 その2


1部が終わり休憩時間。

お客さまはたいていが複数人で来られている。
その中で、私も、私の左隣も右隣もひとり、の様子。
「おひとりですか?」から始まった会話。
左の年上の女性は何と福岡からのお客さま。
右の方は私より若い男性。こちらは東京から。
どちらも古坂るみ子さんのお客さまだという。
同じ列の端の男性二人も東京からのるみ子さんのお客さまだと男性の弁。
どうやら東京組の皆さんをよくご存じの方らしい。

すごいなあ、と感心。
熱烈なファンをお持ちなのだ。

さて、2部の開始。

花木さち子さんの「コンテパルティロ」から。
透明感のあるみごとな高い声。

るみ子さんの「思い出のサントロぺ」は
声は聞こえるけれど舞台は暗いまま。
あれ?と思っていると後ろの方になんとなくざわめきが。
客席の間からの登場。
中央あたりでスポットライトが当たり、美しさが際立つ。
こういう物語の曲の最後の表情がとても、好き。
ああ、女優さんだな、と思う。

杉原あつこさんの「自由の香り」は、私にとって初めて聴く歌。
印象的で、思わずチェックを入れる。
あとで曲について、調べよう。

2部の真理子さんは黒のドレス。
肘から先が何重にもなって花が開いたような袖。
「ダニー・ボーイ」

直樹さんの「王様の牢屋」は、跪いて。
全く逆の訳詩があると聞く。
今回は、
囚われているのは恋人。
私のためにダイヤを盗んだ、という
彼女の悲痛な叫び。
だけど私を捕らえてほしいと言う彼女に
それほどまでに愛されたのだという誇らしさを
私は感じてしまった。
もう1曲は「メランコリー」

最後は渡辺歌子さん。
やわらかなお話と、華奢なお身体のどこから
あの迫力ある歌がほとばしるのだろうと思う。

最後の2曲は、日本の今を見、これからを案じ、
いつまでも楽しく歌を唄い、聴くことができる世の中でありますようにと言葉を添えて
反戦の歌を。
「ダルマーニュ」(ドイツの人へ)
「鶴」

いったん幕が下り、その後、みなさんでフィナーレ。

1部20曲、2部18曲(メドレーは1曲と数えて)が終了。



私は勇気を出して楽屋へ。

すでにみなさんドレスを脱いでおられて残念(笑)
でも、ドレスを脱がれた後もとても素敵。
6年ぶりの真理子さん。
やっぱりミューズだ。
はじめまして、のご挨拶など、あちこちでさせていただく。
驚いたことは、客席から感じていたよりも、
どの方も小柄で華奢でいらっしゃる。
ステージではどれほど大きく見えたことか。
そしてどこから、あのお声が出るのだろうか?!

みなさんと会場前へ出て行くと
客席でご一緒だった方々が待っておられた。
真理子さんがハグ。
かなりうらやましい(笑)

直樹さんにも逢えて握手。

打ち上げ会場のところまでご一緒して、さよならのご挨拶。
次にお目にかかれるのはいつになるだろう。
会場まで出ていけるよう、ダウンしないようにしなくっちゃ。



そして。

今回の38曲の中に、
たくさんの反戦歌が選ばれていた。
言葉にせずとも、思いを込めて。

また、恋の歌、楽しい歌も、
そのような歌をいつまでも歌っていられるように。

自分自身の小さな決意と世の中への静かな祈りを込めて
私のパリ祭は終わったのだった。



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by sararaM | 2014-07-22 03:30 | シャンソン | Comments(4)

Commented at 2014-07-22 22:06
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by くじびき はずれ at 2014-07-22 22:33 x
頑張って行って良かったですね。
そっか、枚方市にも特急が止まったんですね、忘れてた。
Commented by sararaM at 2014-07-24 11:51
☆ ・・さん
ありがとうございます。
好きな歌い手さんが東京から来られるので
ずいぶん前から楽しみにしていました。
だけどしばらくダウンしていたので・・(笑)
何とか行けてよかったです。
プロだなあ、と思いました。
Commented by sararaM at 2014-07-24 11:53
☆ くじびき はずれ さん
ありがとうございます。
枚方って、京都の手前なのですよねえ。
遠いです。
でも、梅田からの三宮より、時間的には短いのだと
今回思いました。
知らないところは遠く感じます。
だんだんなじんでくるかしら(笑)