「哀しみのソレアード」
この前、北岡樹さんのコンサートでラストに聴いた曲。
確かずっと前に訳詞を読んだことがあるような気がする。
その時は、別れる相手に未練がいっぱい、というような感じしか受けなくて
それ以上に興味を持てなかった曲だ。(山川啓介さんの訳詞)
今回、歌われる前に話されたこと。
今まであまり歌ってこなかった曲だったけれど
前に地元でコンサートをしたときに、高齢のご夫婦からリクエストをされた。
たぶんご主人が癌か何かだったのだと、思う。
それ以来、それまでと違った感覚で歌うようになった。
これを聞いて以来、私のこの曲に対する光景が一変した。
そうか‥ そういう光景も、アリ、なんだ‥
そして、この曲に寄り添うことができる気がした。
曲は訳詞で全く変わってしまうけれど
1つの訳詞であっても、そこにどのような光景を見るかで
歌の持つ意味が変わってしまうんだなと思った。
もうすぐ終わるのね 二人の砂時計
さよならの足音が 背中に聞こえるわ
あなたのぬくもりを くださいもう一度
このこころこの肌で 覚えておきたいの
ひとりで生きて行く 明日はつらいけど
倒れずに行けるでしょう 想い出がある限り
さびしい人生に ひかりをくれたひと
今はただ言いましょう この愛をありがとう
今はただ言いましょう この愛を ありがとう
調べてみると、原曲はイタリアのグループによるインストルメンタル
世界各国で独自の詞がつけられて歌われているらしいが
有名なのはアメリカでクリスマスソングになっているもの、らしい。
「What A Child Born」
また、メロディが「千の風になって」に似ているという評判もあるという。
「千の風~」はアメリカでできた曲だから
アメリカでのソレアードに影響を受けた可能性もあるのかもしれない。
そして日本へやってきて訳詞をつけられ
人々に特別な気持ちで歌われたり聴かれたりしている?
音楽って、不思議なものだなあ。
「哀しみのソレアード」、今私が聴いているのは白木ゆう子さんのCD。
機会があれば、きちんと練習したい。
‥‥‥‥‥‥
訂正
知り合いの歌い手さんから
「 もうすぐ 終わるのね~ 」は、
山川さんの訳詞ではなく作者不詳なのだとご指摘をいただいた。
山川さんは、アメリカのクリスマスソングを訳詞された方だとのこと。
こちらも、とてもいい詞なので、一部だけ。
子供は新しい 光をつれて来る
青空に虹をかけ 夜空に星を生む
‥途中略
「私たちは待っている。すばらしい子供たちを。
白い肌、黒い肌、黄色い肌、
みんな同じ、未来からの天使たちを。
未来に希望をつなぐ、素敵な歌詞だ。
ありがとうございました。ご指摘に感謝します。
by sararaM | 2009-06-22 08:01 | シャンソン | Comments(26)
日本でも、由紀さおりさんや野口五郎さんが歌っていたそうなのですが
私は全く知らなかったのです。
この、「こどもたち」の歌もいいなと思いました。
ブログ仲間のSさんを、思いました。
もとは「旋律」だけの曲らしいですので、
それぞれの思いで詞をつくればいいのだと思います・
ソレアードはスペイン語で「陽だまり」「光があたるところ」というような意味とか。
宝物である子どもたちの間で傷付け合うことはなくなってほしいと願うものです。
うちの師匠は「もうすぐ~」の方です。
翔さん、学校の先生をなさっていたのでそちらの歌詞で歌われるのは
とっても納得が出来ます。
本当に子供って未来に繋がる宝物ですねぇ~。
その時の気分で歌詞を換えて歌えると、またそれも楽しいかもです。
お名前は存じ上げています。
「子どもは~」の方で歌っておられる方、いらっしゃるのですね。
師匠殿は、どんな情景で歌っていらっしゃるのでしょうね。
先日、お若いころのCD聴かせていただきました~
哀しみのソレアードは名曲です・・・・
翔 ユリ子様が歌っておられますね。
その人が想う言霊で、唄われる、それが、人々に伝わっていくのでしょうね・・・
これからも、宜しくお願い致します。
おはようございます。
こんなに古いブログをお読みいただき、ありがとうございます。
ああ、ちょうど1年前だったのですね、北岡樹さんのコンサートは。
これ以来、「哀しみのソレアード」は、好きな曲になりました。
私も歌う曲です。
はじめまして。
コメントありがとうございます。
お名前は存じ上げております。
お訊ねの件ですが、私がこの文を書いた頃、京都のシャンソニエで歌っておられた方から、ご指摘をいただきました。素人レベルの調べ方ですので、専門家の方や、プロの方からご指摘をいただくことがたまにあり、有り難く訂正させていただいています。
その方とは、会員制サイトでお付き合いがあったのですが、その後、ステージに立つことをやめられ、会員制サイトもおやめになりました。
ですので、現在、私の方から連絡をとって、質問することはできない状態にあります。
続く
http://music.goo.ne.jp/lyric/LYRUTND75184/index.html
上記のようになっています。
また、同じCDに関して
http://toshiakis.at.webry.info/200903/article_5.html
というようなものを見つけました。
こちらによると日本語詞 芳賀詔八郎(芳賀千勢子さんの弟さん)となっているようです。
ネットから拾った情報ですので、信憑性はさだかではありません。
現時点でわかっていることだけをお知らせしました。
何か正確なことがおわかりになられましたら、お知らせいただければ、大変有り難いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。
再度ご訪問いただき、ありがとうございました。
上記以後、進展がなく申し訳ありません。
先日、神戸で、ガン子さんの生のお歌を聴かせていただきました。
偶然でしたが、うれしゅうございました。
ますますのご活躍をお祈りいたします。
今日は雨に竜巻に地震とたいへんな様相でしたが
ご無事でしたでしょうか?
鷹取は、須磨の近くの鷹取ですね?
と、遠い~~
私は大阪の南の田舎に住んでおりますので3時間くらいのところ。
ガン子さんのHPはいくつか存じているのですが
現在のものがうまく見つけれません。
差支えがなければ、HP(ライブの場所などわかる)のアドレスを貼っていただけないでしょうか?
鷹取ライブの詳細などもHPでわかるでしょうか?
鷹取は、神戸の先です。。大阪からでも、かなり遠いです(~_~;)
ところで、相変わらずしつこく「哀しみのソレアード」について調べています。
詳細は、「シャンソンマガジン」の「全国シャンソンネットワーク」というコラムに書きますので、それまで公表できませんけど、
1点、訂正させてください。
色々なサイトで、「哀しみのソレアード」は、14世紀作曲家Zacara da Teramoの楽曲をもとに作られていると書かれていたので、すっかり鵜呑みにしていましたが、どうやら、それは違うみたいですね。もうちょっと調べますけど。。。
それから、芳賀詔八郎さんの訳詩について、芳賀千勢子さんに問い合わせていただいたところ、芳賀詔八郎は、訳詩をしたことはないということでした。
また、上記サイトにあった音楽センターから出ている「青春のバラッド」というLPまで買ってみましたが、これは、日本のフォークしか入っておりませんでした。。無駄遣い。。。。(:_;)
関西は大好きなので、来年は、巴里野郎でもライブをやります。またお知らせさせていただきます~~!!
こんばんは。こんなところでよろしければ、いつでもおいでくださいませ。
何度かおじゃましているのですが、鷹取のライブはまだHPには掲載されておられませんよね?
またチェックに行かせていただきます。
様々な作品について、いつも深く調べておられますね。
敬服いたします。
多くの人に好まれ歌われているのに詳細がわからないままというのも不思議です。以降のお話をお伝えいただき、ありがとうございました。
巴里野郎は閉店にならなくてよかったです。
シャンソニエはどこも経営がたいへんなようですね。
シャンソンを習い始めて5年目の新人です。
最後の恋を習っていますが、哀しみのソレアードを調べていたらこのブログにきました。
別のページにある。「まだ微熱がある」とのコメントのある文も読ませていただきました。
なんだか同じシャンソン好き仲間のようで勝手に喜んでいます。
はじめまして。
コメント、ありがとうございます。
古いブログを覗いていただき感謝いたします。
私がこのブログをせっせと書いていたころはYouTubeにシャンソンがアップされることもめったになく、情報が乏しいものでした。
なので、エミリーさんのように、曲名を検索されていてたどり着かれる方もいらっしゃり、それがご縁でリアルのお友達になったり一緒にライブをしたり、というようなこともありました。
ブログはご無沙汰していますし、どなたかに師事しているわけでもありませんが、歌は細々と続けております。
コロナ以降、歌いに行くこともしていませんが、また、歌える世の中になればいいなと願っております。
シャンソン、楽しんでくださいね。
いい歌がたくさんあります。
ご訪問、ありがとうございました。
お返事ありがとうございます。
12月20日に教室のクリスマス会で「最後の恋 哀しみのソレアード」を歌います。
来年2月に発表の場があり「愛はあなたのように」を歌いたいと思っています。仲マサ子さんのCDの最初の曲でとても好きになりました。 動画で調べるとたくさんの方が歌ってありました。私の先生からは習っていませんから大丈夫かなあと心配しています。
最近のシャンソン活動UPまってます。
シャンソン大好きエミリー(福岡県在住)より
お返事を頂戴していたのに気付かず、失礼してしまいました。
ごめんなさい。
ほとんど更新していないブログで、たまに変わったことはないか見に来る、という程度で。前回はたまたま、コメントをいただいたその日に私が覗いてみた、というかなりの偶然でした。
もうクリスマス会は過ぎましたね。
楽しく過ごされたでしょうか?
私も、教室にいた時のクリスマス会を思い出しました。先生が、クリスマスプレゼントだと言って、バイオリニストさんを連れてきてくださり、ピアニストさんとともに素敵な生演奏で歌わせてくださいました。修練のような日々でしたが、今思い返せばとても懐かしいです。
発表会もおありなのですね。
状況がわかりませんが、まず無事に開催できますように。
そして、その時の精いっぱいで歌えますように。
遠く大阪から祈っております。
2023年がエミリーさんにとって佳き年でありますように。