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「兵隊が戦争に行くとき」



レッスンは‥ 先々週になってしまった。
終わってから10日もたっているが、4日のレッスンの覚書。


前回、次の4曲、と示されたものから変更があり
当日初めて曲名を聞いたもの。

「兵隊が戦争に行くとき」

原曲は Rrancis LEMARQUE 訳詞は水野汀子

作者は実際に従軍し、大半の仲間が戦死する中生き残って帰ってきた。
が、家も、妻も子供も、みな戦禍に失った後だった、という。

マーチのテンポはさながら軍靴の行進のごとく。
歌詞の上にむなしい響きとなってかぶさっていく。

一番最後は

  ♪ 死なずに帰れたなら  そいつはしあわせもの
    そいつはしあわせもの  ただそれだけ   しあわせもの

と、終わる。

生きて帰りついた作者だが、一体何がしあわせなのか!という憤り。
戦争に対する怒りが、最後のピアノ伴奏の強さで感じられる。

詞の中に 「かえりのはいのうには」 という部分がある。
先生はこの「はいのう」をご存じなかったらしい。
辞書で引いて初めて知った、と。
クラスで知っている人は?と聞かれて
私ともう一人だけだった。

「背嚢」‥軍人などが物品を入れて背に負う方形のかばん。
      皮・ズックなどで作る。


シャンソンには反戦歌がたくさんある。
社会にモノ申す歌も多い。
恋や愛の歌ばかりでは、決して、ない。

こういう曲も歌えるようになりたい、とは思う。

ただ、それを、1年に1度の発表会の曲として選べるか、というと難しい。

毎月歌う機会があったり
十数曲を自分で構成して歌えるのなら、選べる。

しかし、友人や家族に聴いてもらう2曲だ、と思うと
自分の好みの、きれいな曲をとってしまう。
それでも、私が歌った映画音楽は、底に流れているのはどちらも反戦がテーマだ。
(シェルブールの雨傘・ひまわり)


先生が
「もう4年目になるんやから、社会的な歌も選ばなあかんよ」と。
何度か、そう言われている。


反戦映画の流れから行くと
「かくも長き不在」を観てみたいと思い探しているが
レンタルのお店では見つかっていない。
この映画の音楽が「3つの小さな音符」
でも、この訳詞からこの映画の内容は、私には見えてこない気がする‥

by sararaM | 2009-09-14 10:26 | シャンソン | Comments(6)

Commented at 2009-09-14 17:16
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by sararaM at 2009-09-14 19:10
☆ ‥さん
DVDではなくVHSだということまで、わかりました(笑)
やっぱりそうなんですねえ。
マイミクさんに、映画を3回も見たという方がいて‥
上映されていたのですね。
でも、フランス映画の小品などは、東京では多くあるようですが、関西は??です。
Commented by misty. at 2009-09-27 18:05 x
無事引っ越しを終え、(渋滞やパンクなどありましたが…)、昨日ライブの終了してやっと少し落ち着きました。
あと10日ほどで、また息子は合宿に出てしまいますが、昨日から大阪へ出たきりまだ帰って来ません。ほんと、男と言う奴は…(笑)

シャンソンって、ほんとに巾が広いですね…
今度、「愛の贈り物」を歌いたいって、先生にお願いしてるのですが、反戦歌に、恋愛に、親子の情に、、、
sararaさんも、歌の幅が広がって良いですね。。。
難しいと思いますが、ガンバって!
Commented by sararaM at 2009-09-27 23:26
☆ mistyさん
お疲れ様でした~
昨日のライブ、どうだったかな~と、思っていました。
生ピアノ、だったですよね。
今回は何を歌われたのですか?
ステージを重ねられるたびに力をつけていらっしゃるのだろうな、と思っています。
Commented by misty. at 2009-09-28 10:44 x
恐れ多くも石川さんの伴奏で歌わせてもらいました。(汗)
曲は、「聞かせてよ愛の言葉を」で、フランス語もどきのセリフも交えて頑張りましたよ。(笑)
石川さんは、こっちの空気を読みながら、歌が少しでも引き立つように弾いてくださって良かったのですが、2部の3番目の出演だったのと疲れで、声が出にくくピッチが少し下がってしまいました。
でも、まぁ間違わずに歌えたから「良し」としましょう。。。(それは、師匠が言う言葉かな?エヘヘ…)
Commented by sararaM at 2009-09-28 11:56
☆ mistyさん
YouTubeで聴いてきました。
声量のあるmistyさんなら、きっと素敵に歌われたことでしょう。
新しい曲を見つけたりするのって、難しいですね。
何といっても知識がないのが悲しいです。