全調で歌う


先日、2か月ぶりにピアニストさんのところへ練習をしに行ったときのこと。

今練習しているのは「パリの空の下」

♪パリの空の下に響く~~ 歌は若い息吹をのせ~
この歌詞で歌っている方がみつからなかったので
グレコで
https://www.youtube.com/watch?v=MQ6s4eOpUFk




原調の1つ下でメロディ付き伴奏をもらっていて
あまり練習できていない状況で、出て行く。
ダウンしている内容にもよるが、
片頭痛でアウトになると、しばらくは音を聴くことができない。
なので、2か月の期間があっても、練習はほんの1週間そこそこ。

いつも、私はKeyを決めにくいタイプだと言われる。
今まで、普通より高い目で練習してきているのだが
それが果たしてドンピシャのKeyなのか、と、いつも悩んでいただく。

Keyを変えて歌ってみても
それがとても歌いにくい、ということもなければ
とても気持ちよく歌える、ということもない。
どこであっても、何だかな~という感じで、
でも精一杯歌っています、という状態。

たぶんどれでも歌えるのだろうけど、
どこかにドンピシャなKeyがあるはずなのだけど、と。
めったにしないことだけど、全調やってみましょう、と。

Dmからスタートして
Cm
Bm
Am
Gm
Fm
と下がっていく。
さすがに下の方の音はしんどいかも。
ここで原調Emに戻って急に高くなる。
だけど原調も一時は練習していたので、出ることは出る。

結局、何とか全部歌えるのね(笑)

自分が気持ちよく歌っている、ということと
聴き手にも心地よい、ということは異なる場合も多々ある。

私自身はほとんどずっと高い目で歌ってきているので
高い目の方が歌いやすいような気がする・・が。

録音したのを聴いて、どう聞こえるかという方向から考えてみる。


果たして、私の声は、どこに???





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by sararaM | 2014-07-27 23:37 | シャンソン | Comments(4)

第2回枚方パリ祭 その2


1部が終わり休憩時間。

お客さまはたいていが複数人で来られている。
その中で、私も、私の左隣も右隣もひとり、の様子。
「おひとりですか?」から始まった会話。
左の年上の女性は何と福岡からのお客さま。
右の方は私より若い男性。こちらは東京から。
どちらも古坂るみ子さんのお客さまだという。
同じ列の端の男性二人も東京からのるみ子さんのお客さまだと男性の弁。
どうやら東京組の皆さんをよくご存じの方らしい。

すごいなあ、と感心。
熱烈なファンをお持ちなのだ。

さて、2部の開始。

花木さち子さんの「コンテパルティロ」から。
透明感のあるみごとな高い声。

るみ子さんの「思い出のサントロぺ」は
声は聞こえるけれど舞台は暗いまま。
あれ?と思っていると後ろの方になんとなくざわめきが。
客席の間からの登場。
中央あたりでスポットライトが当たり、美しさが際立つ。
こういう物語の曲の最後の表情がとても、好き。
ああ、女優さんだな、と思う。

杉原あつこさんの「自由の香り」は、私にとって初めて聴く歌。
印象的で、思わずチェックを入れる。
あとで曲について、調べよう。

2部の真理子さんは黒のドレス。
肘から先が何重にもなって花が開いたような袖。
「ダニー・ボーイ」

直樹さんの「王様の牢屋」は、跪いて。
全く逆の訳詩があると聞く。
今回は、
囚われているのは恋人。
私のためにダイヤを盗んだ、という
彼女の悲痛な叫び。
だけど私を捕らえてほしいと言う彼女に
それほどまでに愛されたのだという誇らしさを
私は感じてしまった。
もう1曲は「メランコリー」

最後は渡辺歌子さん。
やわらかなお話と、華奢なお身体のどこから
あの迫力ある歌がほとばしるのだろうと思う。

最後の2曲は、日本の今を見、これからを案じ、
いつまでも楽しく歌を唄い、聴くことができる世の中でありますようにと言葉を添えて
反戦の歌を。
「ダルマーニュ」(ドイツの人へ)
「鶴」

いったん幕が下り、その後、みなさんでフィナーレ。

1部20曲、2部18曲(メドレーは1曲と数えて)が終了。



私は勇気を出して楽屋へ。

すでにみなさんドレスを脱いでおられて残念(笑)
でも、ドレスを脱がれた後もとても素敵。
6年ぶりの真理子さん。
やっぱりミューズだ。
はじめまして、のご挨拶など、あちこちでさせていただく。
驚いたことは、客席から感じていたよりも、
どの方も小柄で華奢でいらっしゃる。
ステージではどれほど大きく見えたことか。
そしてどこから、あのお声が出るのだろうか?!

みなさんと会場前へ出て行くと
客席でご一緒だった方々が待っておられた。
真理子さんがハグ。
かなりうらやましい(笑)

直樹さんにも逢えて握手。

打ち上げ会場のところまでご一緒して、さよならのご挨拶。
次にお目にかかれるのはいつになるだろう。
会場まで出ていけるよう、ダウンしないようにしなくっちゃ。



そして。

今回の38曲の中に、
たくさんの反戦歌が選ばれていた。
言葉にせずとも、思いを込めて。

また、恋の歌、楽しい歌も、
そのような歌をいつまでも歌っていられるように。

自分自身の小さな決意と世の中への静かな祈りを込めて
私のパリ祭は終わったのだった。



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by sararaM | 2014-07-22 03:30 | シャンソン | Comments(4)

第2回枚方パリ祭 その1


朝からカンカン照りの空。

うん。何とか行けそう。
今回は保護者ナシ。同伴者ナシ。

車窓からの空には大きな入道雲。
そろそろ梅雨明け。

地下から出てみれば、雲行きが怪しい。
大阪から京都へ向かう特急の行く手は灰色の空。
昨年と同じ?

途中でざーざーの雨。
やっぱり、同じ?

と思っていたら雨雲の下を通り過ぎたのか、
水たまりの残る街へ到着。
降られなくてよかった!

開場を待つ人・人・人。

座席交換の受付で
「体調は大丈夫ですか?」と声をかけられ、驚く。
主催者のご主人。
1度しかお目にかかったことがない1観客への心遣いに、感謝。

昨年はまだこの時間帯でも座席交換のための人の長蛇の列だった。
今年は2回目と言うこともあり、かなりスムーズな様子。

開場のアナウンスに入場の列ができる。
去年より、シャンソンっぽいお客さまが多くなった気がする。


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寒さ対策も万全、のつもり。
上着もショールも持参。
お腹にはカイロを2枚。
念のため入場前に靴の中に足先カイロを入れた。
(昨年は座っていられないくらい冷えた)

・・・・・・

今年は、東京から、1年ぶりの芳村直樹さんや6年ぶりの杉田真理子さん。
そして友人の同門の歌い手さんなど、
存じ上げているつもりだけれど生でお歌を聴くのは初めて、という方々がそろわれていて
私はとっても楽しみにしていた。

不調が日常の私にとって、関西圏内でもめったに遠出はできない。
ましてや東京へライブを聴きに、というのは
これから先も叶うかどうか、というところ。
なので、片道2時間でも大阪でお目にかかれるというのは
願ってもないことだった。


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幕が上がるとそこには真理子さん。
「夜明けの歌」で始まる。
クジャクをイメージしたドレス。美しい。
やわらかく包み込まれるようなお声は変わらず。
お顔立ちは少しシャープになられた?

関西勢の方々は昨年に続き2度目。
それぞれの個性にコアなファンの方々がいらっしゃるようで
それぞれのステージでブラヴォーの声が上がっていた。

東京からの女性陣は
お人形のように美しかったりかわいらしかったり。
某SNSでお知り合いになったるみ子さんは、ほんとうに美しい。
「泣かないでアルジェンティーナ」を赤いドレスで。
個々に書くとどれだけ長くなるかわからないので、
私の胸の中にとどめて。

1部の直樹さんの歌はダンスとともに。
個人的に彼の歌をじっくり聴きたい私としては
歌だけで聴きたかった。
華麗なダンスは美しかったのだけど。

1部の最後はワサブローさん。
私は「私が一番きれいだったとき」を検索していたときに
初めて彼の歌と出会った。
プログラムを開いたとき、この曲を見つけ、
飛び上るほどうれしかった。
YouTubeでさえ、あれほど胸に迫る歌。
どこかで生で聴いてみたかったのだ。
ただ、それ以外には1曲も聴いたことがなかったのだった。

京都出身のパリ在住。
最初の「セ・シ・ボン」はとてもオシャレな感じ。
だけど、お話はやわらかな京都弁なのだ。
曲の概略も京都弁で話される。
プログラムと順番が違っている?と思っていたら
朝起きたとき、これ、歌いたい、と思ったりするのだ、と。
もちろんダメだと言われるのだけれど
舞台に出たら演ったモン勝ちなので歌います、と客席を沸かせる。
(真偽はわからない)
で、プログラムにない
「月の砂漠」
「百万本のバラ」
バラ、の方はみごとな替え歌で、客席は笑いの渦。
(内容はバラしてはいけない気がする・・)
どちらもとてもよかったのだけれど、
私は聴きたかった曲が変更されたのかと残念な思い。
でも。
そのあとに「私が一番きれいだったとき」!
ああ、うれしい!
そして、京都弁で原詞の内容を話されてのち、
原語の「愛の讃歌」
みごとな歌だった。
エンタティナーで、プロだなあと。

ワサブローさんを舞台に残して、1部の幕が降りる。




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by sararaM | 2014-07-21 16:05 | シャンソン | Comments(0)

楽しみ予約

ここ2か月ほど体調が思わしくなく
外出できない状態が続いていたのだが、
何とかなりそうな予感がしてきたので、チケットを手配した。

ネットを通じて知り合った歌い手さんが東京から来られる。
また、ネットの友人を通じて一方的に存じ上げている歌い手さんも何人も。

個人的には、
私が聴きたい歌い手さんがこんなに集まっていいのか?!というような状態。

同じ大阪とはいえ、片道2時間は十分にかかる。
それでも、ミューズに逢いに、行かなくっちゃ~

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by sararaM | 2014-07-10 00:05 | シャンソン | Comments(2)

追悼 「ラ・メール」



先日のシャンコンの会場で知人の訃報を聞いた。

私が初めてシャンソンというものに出逢った、
その教室の最初からの仲間。

初めてのレッスン。
初めての発表会。
初めてづくしの日々を、ともに頑張ってきた仲間。

黒一点の、彼。

うそでしょう?!
なんで???

私、4月初めの発表会のステージで、歌、聴いたよ!
そのあとのロビーで両手をとり合って挨拶したよ!

突然の心臓発作。
何の前兆もなく、治療中ということもなく。
もちろん、不調もなく、入院もなく。

お通夜、告別式、とずっとシャンソンが流れ、
出棺は「ラ・メール」だったという。

「ラ・メール」は
初めての発表会で彼が歌った歌。
1部の1番だったから
教室の一番最初の歌。
タキシードを新調して、それはそれは素敵ないでたちを今もはっきり覚えている。

それからも、彼の歌は、ほんとうに味わいあるものだった。
○○ワールド、と周囲が呼ぶ歌の世界は素敵で、私も大好きだった。

喜寿間近に始めたシャンソンのお稽古は7年半になり、
84の彼は昔と変わりなくずっと歌っていた。

華やかなホールの片隅で、涙が頬を伝った。


歌を知らなかった私は「ラ・メール」を彼の歌で初めて聴いた。

追悼。

私は「ラ・メール」を、彼を思いながら練習する。

シャルル・トレネ「ラ・メール」 (最初に広告あり)

https://www.youtube.com/watch?v=fd_nopTFuZA





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by sararaM | 2014-07-04 15:28 | シャンソン | Comments(2)

第30回アマチュアシャンソンコンサート全国大会



夜中はかなりの降り方だった。
天気予報も、雨。
なのに起きてみればまずまずの晴れ方。
友人の「超晴れ女」の面目躍如。

お昼ご飯とそのあとのエスプレッソタイムを終えて、
いざ、行かん!

乗り継ぎを改めて数えたら
バス・電車・地下鉄・JR・地下鉄と5つあった。
きちんと乗り換えができてもしっかり2時間。
東京の歌い手さん経由でお友達になった彼女とは現地集合。

何やかや、いろいろ、あったけれど、とにかく5時の開演前に座席に着くことができた。
彼女に感謝。
あとで聞いたところによると、3時半くらいから入場を待つ長い列ができていたそうだ。

友人は、3番目の出演。
若手の男性に挟まれて、
白い妖精ママのような雰囲気のドレス。
歌は「愛の生命」
彼女はこの夏、若いグランマになる。
しかも、娘さんと息子さんと1か月違いで誕生の予定。
今、この時、こんなにぴったりの歌はない。
いい歌だった。
歌の柔らかさに、ブラヴァーが憚られた。

もう一人、ネットでの知人は
「地下鉄の切符切り」
初めて聴く生の歌。
YouTubeより、ずっとよかった。

出場者は全国から選ばれた38名。
1部2部に分かれて、19名ずつの歌唱になる。
私は、昨年が初めてのシャンコン観戦だったのだが、
昨年も今年も、40曲近くを聴いて疲れることがない。
あっという間に終わってしまう、という感じを持つ。
普段なら、よほど好きな歌い手さんの好きな曲でない限り
たくさん聴くと疲れてしまうのだが。

途中休憩でロビーへ。

歌い終わった友人の華麗なドレス姿を写真に収めようとしたのだが・・
現れた友人は着替えてる!!
最後に全員でステージに上がるまでずいぶん時間があるからと
大きな白いマスク。レギンスにペタンコ靴。
ドレスも脱いで、冷房除けのはおりもの。

仕方がないので写真は、
彼女が歌い終わった直後に撮影されたものを掲載。

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こういう大きなシャンソンの催し物になると
あちこちからシャンソンや歌の関係の方々が集まることになる。
数年前からのネットだけのお付き合いの方とも
今回初めてお目にかかることができた。
一時歌のステージから離れておられたようだが
いろいろなことを乗り越えて、また、歌っておられるようだ。
お互い、少し照れながら「はじめまして」

ネットの知人には地元の生酒をご挨拶に。
売り場で聞いたら、生鮮食品扱いですから、と言われ、
自宅から保冷剤と保冷シートを持参。
百貨店包装の上に保冷剤を並べ、それを保冷シートで包んでもらった。
店員さんは、少しでも足しになれば、と、
デイリーマート用の氷を大量に入れてくれた。
うれしい心遣い。
・・・ただ、・・重い。
そして・・・びしょびしょ・・・・・・(笑)

後半が始まる。
試しに2階席へ上がってみると、こちらもかなりの人。
中に、プロの歌い手さんや、歌い終えた出場者の顔が見える。

今回、
「愛は君のよう」という楽曲が4人。
(男性歌詞、女性歌詞はあるが)
そのうち3人は神戸大会からの選出。
こういうのも珍しいことだろうなと思う。

あれこれ感じる歌はたくさんあった。
とても印象的だったのは年配の男性が歌われた「街角」
優しい声で、穏やかな歌。
ドラマチックな盛り上げなどないけれど、
歌がじんわりと自分の中に降りてきて広がる。
そして、「私の街角」が見える気がした。
こんな歌が歌えたらいいな。


全てのコンクール曲が終わり、審査へ。
その間、風かおるさんのステージ。

頻繁に時刻をチェックしながら
いつまで席についていられるか・・

何とか審査発表まで、聞くことができた。
審査委員長の講評は、とてもよかった。
やわらかい関西言葉で優しく、その実シビアな指摘も。
アマチュアとしてこころすることであるのだろう。

最優秀賞の方がもう一度歌われるところまでで、席を立った。

帰りは彼女と大阪駅まで。
ライブで同席したり、観客でいたりするときには
あまりおしゃべりができないので
帰り道の30分あまりは、楽しいおしゃべりの時間になった。

時刻が遅いと、地下鉄が終点まで行かずに途中で降ろされたりするし、
もちろんバスはとっくに終わっているし。
タクシーで帰り着いたのは、日付が変わる少し前。

2時ころ出発して10時間。
気が付けば、飲まず食わずだった私(笑)

2か月ぶりに電車に乗ったおでかけとしては
ダイナミックなものになってしまった。

翌日は、大丈夫みたいだ、と思っていたのだが
日が重なるにつれてダメージが出てきて
やっと今日、レポができた。

来年はもうパスかもしれない。
でも今年は、行けてよかった。
ちゃんと復活しなくっちゃね。


今回の入賞の方々。
間違いがないとは思うが、会場でのメモなので、
そのつもりでご覧ください。

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最優秀歌唱賞   さほまりこ  「子供のころ」
歌唱賞       谷本惣一郎 「カテドラルの時代」
歌唱賞       山田麻子  「死にあこがれて」
奨励賞       安部昭彦  「哀しみの終わりに」
奨励賞       井戸久夫  「愛は君のように」
奨励賞       岸本真知子 「タンゴ」
奨励賞       島田宝子  「愛は君のよう」
語学賞       野村幸子  「ラ・ボエーム」
ノスタルジー賞   桂川武    「街角」





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by sararaM | 2014-07-02 19:23 | シャンソン | Comments(11)