「さみしがりや協会の猫」



木曜日は朝からかなりの降り。
しかも、寒い。

おこもりさんの私は、絶対に出て行かない日。


‥でも、約束してあるしなあ‥
‥しかも、ランチの約束もあるし‥
‥私のカードがないと、安くならないしなあ‥


この前、フレンチでランチの打ち上げをしていた時
誰かが、地域の新聞記事の話をした。
この地域のイベントハウス(何と呼ぶのが適切か?)で
シャンソンのミニライブがあるという、小さな記事のこと。

私も見つけて、切り抜いていた。
今回、一人で出かけてみようと思っていた。
7人のうち4人が同じ記事に目を留めていて
それならみんなで行ってみよう、ということに話がまとまった。

午後2時からなので、それなら、ランチもご一緒に~
ワインが入っている席なので、ノリがいい(笑)

最初は7人全員の予定だったのが
翌日巡礼(?)に行く人がいたり
予定が入っていることを思いだしたり
法事が入ったり、と、順に減っていって、
当日は3人でランチ、ライブハウスで合流する人1人、ということになった。


約束の11時に、梅の花の待合室で
ふと、不安が頭をよぎり、別の市に住む人にTEL。

「もしもし~ 今、どこにいたはる~?」
「え? うち、ですけど~?」
「なんで~!?」
「何かありましたかしら?」

彼女、ほろ酔いで、手帳にメモるのを忘れていたらしく
本業のお茶のお稽古(教える方)が忙しく
完全に記憶から消えていたらしい(笑)


というようなオマケの話しがくっついたのだが
ライブには参加と言うことで午後から合流。

雨の中、駅前からタクシーで会場へ。

小さな喫茶とレンタルスペースがあるところ。
小さなレンタルホールでは音楽系の活動やライブなど
行われている様子。
喫茶の方には楽器がゴロゴロしていて
音楽好きの人がふらっと入ってきて
セッションをしたりしている、らしい。
ここをベースにしたバンドもあって
いろいろな活動をされている、らしい。


私が書くと‥  前置きが長い(笑)



出演者13名。

お客様はそれより少し多い程度。

リーダーの方が
「雨の中、出演者より多いお客様がきてくれて、とてもうれしい!」
と、挨拶されていた。

3か月に1回のライブはもう19回目らしい。


2時からスタートして少しの休憩をはさんで4時すぎまで。
30曲弱。


・パリはシャンパン(全員)
・エル・ポロン・ポンペロ
・ロマンス
・セレソローサ
・百万本のバラ
・インシャラー
・ジョリーシャポー
・サンジェルマンにおいでよ
・水に流して
・人の気も知らないで
・ろくでなし
・過ぎ去りし青春の日々
・さみしがりや協会の猫
・夜霧のしのびあい


・メドレー(全員)
・ラストダンスは私に
・ヘッドライトテールライト
・愛はるかに
・パリパナム
・遥かなる銀河
・人生は美しい
・小雨降る径
・ラ・セーヌ
・手紙
・愛のメロディー
・永遠の絆
・ヴォラーレ
・愛しかない時

・哀しみのソレアード(会場も一緒に)
・ろくでなし(会場も一緒に)


一言で言って、
とっても楽しかった。

のびのびしていて、自由で、歌っている人の楽しさが伝わってくる
そんな感じのライブだった。


正直なところ私は、聴く側になると注文が多い。
プロが、きれいに上手に歌っておられても
なにも感じられない歌がある。
そういうのを長時間聴いているのは苦痛なのだ。
もともと、音楽がさほど好きでもなく
シャンソンも知らない人間だからかもしれないが。

いいホテルのランチショーなどに行っても
ゲストの歌はさすがだが、そこに至るまでの前歌を聴いているのはつらい。
(自分の歌のレベルは、この際関係なく)


でも、今回のは、楽しかった。

歌そのものは、
あ~ 出遅れた~
ずれたまま、どこで直すの~?
歌詞飛んじゃった~!

など、少しはあった。

それも含めての楽しさは、やはり、その人が楽しく歌っているからだろうか。


もちろん、とてもお上手な方も多くて
「さみしがりや協会の猫」は、とっても楽しく、面白かった。
初めて聴く曲。
そのままライブハウスで歌われても、遜色はないと思われた。
(実際に歌われている方かどうかは、わからない)

ラストは「愛しかないとき」
この訳詞は初めて聴く。
これも、とってもよかった。

あとで伺うと、水織ゆみさんの訳詞だそうだ。


司会進行のお話も、歌われる方に触れながら
客席ともやりとりがあったりして
なごやかな雰囲気。

休憩や終わってからも
いろいろな話をすることができた。



この地域には、
新しく移り住んで、時間に余裕のある人たちが
会員相互で豊かな時間を過ごせることを目的とした会がある
‥というようなことは、ずっと以前に聞いたことがあった。
その中の、シャンソンのグループだと言う。

会員が自宅を開放して、
自分ができることを教えたり、する。
そのあと、お茶を一緒にいただいたりするサロン的な活動。

ピアノやヨガや、文化的な活動がいろいろあるらしい。

ご自宅を開放されているお二人の方が
リーダーとして、指導にあたられているようだ。

3か月に1回のこのライブは
それほど気の張ったものではないようだ。
2年に1度の、近くのホールでの発表が一番大きな「場」であるらしい。

それでも、ピアニストさんは
この前、私たちの通し稽古に来てくださったI先生。
会場で会って、お互いにびっくり!
リーダーの方は、I先生が学生の頃からのお知り合いらしい。

‥世間は狭い ‥いや、シャンソンの世界は狭い‥



雨の中、バスを待つ。

こんなに楽しげな世界があるんだ、というのが
参加した4人の感想。

そうなんだ。

こんな世界があるんだ。



雨だけど、寒かったけれど、出かけて行ってよかった。

そんな1日だった。
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by sararaM | 2010-04-23 12:02 | シャンソン | Comments(9)

4回目へたどり着けたか? その4


スポットライトを浴びている時間は、ほんとに一瞬。

1年に1回だけの私たちには、きらめきの時。
その短い時間には「魔力」がある。



控室へ戻ると、力が抜ける。

最後にご挨拶があるので、衣装を脱ぐわけにはいかない。


壁の向こう側から後半の歌が聴こえてくる。


 ♪ うつろな~

あ、愛遥かに、だ。
歌いながら出てきているはず‥ と、ぼ~っと考えて‥

 ♪ ~~~~時はまぼろしに~

!!!!!!

違う!

一度に目が覚める。

こちらの訳詞を全部覚えているわけではないが
(私は直村さんの訳詞で覚えようとしているので)
グループレッスンなので、発表曲は何度か聴いている。

違和感!!  これ、最後のフレーズ!!!

だが、歌は何事もないかのように進み
最初の(はずの)歌詞
 ♪ うつろな時を刻むのは~ 壊れた時計だけじゃない~
が、歌われている‥

あれ? 私の勘違い???



真っ白なパンツスーツの彼女が控室に帰ってくる。

「うわ~っ 何で、出だしから間違うの~~~!!」と、叫ぶ。

ああ、やっぱりそうだったんだ。

歌い始めて、あれ?これ、終わってしまう?
と、思って、頭の中ではすごい回転をしながら歌っていた、そうだ。

よく、空白をつくらずに最後まで歌った、とびっくり。

もう、どうしようかと思ったわ~
ず~~~~っと好きな曲で、何も考えなくても歌詞が出てくる曲なのに~

とても残念そう。

歌いながら出てくる、というのは
「歌」のほかに、考えることがあれこれできて
中央で歌い始めるのとは、ずいぶん違うのだろう。

(家で話をすると、夫は、全くわからなかった、と言っていた。)


もう最後の人が歌っている。

先生の歌のあと、ご挨拶があるので舞台袖で待機しなければ。


先生の歌は「おお我が人生」
私はあまり知らない曲。

先生が何を歌われるかは、当日まで知らない。

マイク、いらんのとちゃう?

と、聴きに来た人が口々に言う声量。迫力。

先生への花束は黒一点の男性から。

そのあと曲順に紹介されてステージへ出ていく。
7人が並んで、深く、礼。





顔を上げると同時に、会場のカーテンも明け放たれる。

空間が、非日常から日常へ戻る瞬間。


毎年来てくれる友人にご挨拶をして、お見送り。

ライブハウスはがらんとして、夢のあと。


ここからは、後始末。
ぼ~っとしている時間はない。

今年は、まとめ役でも何でもないのだが
誰もいなかったのでお金は預かった。
会場へのお支払いやその他もろもろ。

打ち上げ会場は別の人が電話をしてくれている。
人数の確認、訂正。


着替えた人が先に出ていく。

会場内の忘れものがないかを見回り、ゴミを持って
これでここですべきことは‥ ないはず。


夫がトランクを持って帰ってくれると、下のコーヒーショップで待ってくれている。
真っ赤なトランクを頼んで、
お花とカバンだけ持って、別れる。


曇りから雨の予報はアタリ。
空からぽつぽつと雨粒が落ちてきた。

でも、お客様が出て行かれる時は大丈夫だっただろう。
よかった。


何となくぼ~~~~っと、御堂筋をひとりで北上する。

考えることがあるような、ないような‥
テンションは高いのか低いのか、わからない。
会場ではテンションをあげてはいたが、かなり冷静だったのも確か。

アップルの大きなリンゴマーク。

ああ、Macほしいなあ‥
などと思いつつ歩いていて‥ はっと気付けば右手は大丸。
目の前に日航ホテル。

そんなはずはない。ここまでは来ないはず。
通り越した?
少し戻ってみるが、お店が見当たらない。
去年と同じお店で、去年はみんなを案内した私なのに。

これを‥  人は迷子と言う‥ よね?

電話をかけて、先についている人に聞く。
やっぱり行き過ぎている。

???で、戻ると、何とお店は、アップルの手前だった(笑)


後で出てきたはずの先生より遅れている(笑)



朝、コーヒーとトーストのままの私。
初めての時、昼食を食べそびれて以来、
発表会はお昼抜きになっている。

それでも今年は、小さな保温水筒にコーヒーを入れてもらったので
喉の渇きはずいぶん違った。



和食の懐石風のお食事は
自分のペースでゆっくり食べられるから、いい。

自分の中の空気がそんなに熱くないのを感じながら
ひっそりと、いただく。

こんなとき、お酒が飲める人はいいなと、思う。


お食事が一通り終わるころに
先生が生徒たちの席の方へやって来られて
一人ひとりの講評(?)
これからの課題など、拝聴。


私は‥

先生が言葉を、時間をかけて選んでおられるのは
できがよくなかった、ということだ(笑)

私の声帯はモノは悪くはないが不器用らしい。
要するに、声が練れてこない。
それを練習するには
グループレッスンでは難しい、と。
ていねいにヴォイストレーニングをすることで
よくなってくる、らしい。

私自身も、自分の声は、歌の声、ではないような気がしていたのだが
そういうことなのかもしれない。


8時半ころ、先生方を残して、生徒は解散。


みんなで夜の御堂筋をゆっくりと駅まで歩く。




私の4回目が、終わった。
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by sararaM | 2010-04-18 17:00 | 4回目へたどり着けるか? | Comments(2)

4回目へたどり着けたか? その3

ドアが開かれる気配。

壁の向こうに、夫の声が少し聞こえる。

会場の一番うしろのカウンターのようなところが定位置。

初めての時、
あまり前の方にいられても落ち着かないかも、と
私が、このあたりに座って、と指定して以来の席だ。
昨年は退院直後で来なかった息子も、今日は来ている。
一眼レフを買ったばかりなので、それで撮ってくれるという。


控室では、みな、ちょっと緊張してくる。

スタッフがライトを落としに来る。
そろそろだ。

仮面舞踏会の演奏が流れ出す。




最初の3人がステージ袖へ出ていく。


1部

1 愛の幕切れ
2 バラはあこがれ
3 メモリー
4 街
5 哀しみのソレアード
6 はかない愛だとしても
7 愛の追憶


控室にも、歌は聴こえてくる。

「愛の幕切れ」はとても速いテンポ。
彼女は168㎝の長身にパンツスーツ。
子どものころから宝塚が大好きで
今でも通い詰めている。
いで立ちも、宝塚の男役そのもの。
顔立ちが、鳳蘭、そっくりなのだ。
そこに立っているだけで、華やかな人だ。

短い曲なので、あっという間に終わる。

一人が帰ってきたら、一人が出ていく。


曲を「街」にかえた彼女が
見ないで歌えた! と、頬を紅潮させて帰ってくる。

私が出ていく番だ。


夫と息子の背中の後ろを通って
右袖へ。


家を出てくるときに、一応、断りを入れてきた。


ぶっ飛んだ格好をするので、見てあわてないように、と。
予告もなく見ると、ちょっと、びっくりするに違いないと思ったので。
それなりの心づもりをしてくれいるだろう(笑)


袖で二人。

ステージは「哀愁のソレアード」
リハーサルで飛んだ歌詞も、きっちり歌っている。

やったね。よかったよ。
帰ってきた彼に声をかける。


私の前の彼女は「はかない愛だとしても」を歌っている。
私は彼女の声が好き。
一緒に、心の中で歌いながらステージを見ている。

もう、何も考えない。
歌詞の確認などしない。

飛んだら飛んだ時のこと。

鬘が飛んでも、そのまま行くぞ!と決意している(笑)
(家で練習していたら、すっぽりはずれた!)





ステージ中央に立つ。
スポットライトが眩しい。
会場のお客様は見えない。
後ろの方だけ、シルエットが少し浮かび上がる。


‥ シャンソンのお稽古を始めて、3年半が過ぎました。
  今朝、この衣装を見た先生に
  「sararaさん、シャンソンしてなかったら、そんな格好一生しなかったやろね~」




  と、言われて、
  大きな声で「はい~」と答えました。

よし! 笑いをとった!

一応、大阪の礼儀として、笑いをとらなくっちゃ、と私は思っている(笑)
たとえ、歌う曲が哀しい曲であったとしても。

MCをしたかったのは
「愛の追憶」が、フランス娘の愛した相手がドイツ兵であった、ということを
言っておきたかったから。
だから、ドイツ語が入っていて
原題もドイツ語なのだけど
練習をし始めた時、私はうかつにも気がつかなかった。

それを、伝えておきたかった。





頭の中は空っぽ。

一生懸命に歌う。

 ‥アウフ ヴィーダゼーエン マイン リーヴェ

ピアノの音が、小さくなって消える。

深く、礼。


後ろから追いだし曲がかかる。
顔を上げた時は、バンド紹介の顔(笑)



30分ほどの休憩。

すぐにカーテンが開けられ、会場は昼の光に照らし出される。

いつも来てくれる友人の顔を見つけたけれど、会釈だけ。
すぐに着替えなくっちゃ。

今日は来れない、と聞いていた昔の仲間の顔も見つけた。
私とは病弱仲間だった。
きっと不調をおして、来てくれたに違いない。


夫と息子の後ろを通る時
「どうやった?びっくりした?」と私。
「うん。びっくりした」と、二人。
「だから、言うといたやろ~」と言いつつ、控室へ。




鬘が好評だったので、少し躊躇したのだが
エイヤッ!と、はずしてしまう。

ああ、すっきりした~

マーメードのドレスも脱ぎ棄てる。


「ラ・ボエーム」の衣装に変身。


黒のワイドパンツに白の綿シャツ。
その上に、金曜日到着の、スパンコールの黒のベスト(というのかな?)
首に引っかけて、ウエストの後ろでリボンで結ぶ。
背中はない、という形。

髪は‥ ハードスプレーを持ってきたが
家で練習しているとき、固めた髪が顔にかかって
そこがジンマシンになった。
身体全部がアレルギー傾向にあるようで
何でも反応してしまう。

もう~いいや~

なあ~んにもなし、の、素の髪型だ。


着替えていると休憩時間はすぐに終わる。
どこへもご挨拶にも行けなかった。


2部は3番目なので、会場が暗くなると共に、袖へ出ていく。



2部

1 ミオ・アモーレ
2 ジジラモローゾ
3 ラ・ボエーム
4 忘れじの面影
5 水に流して
6 愛遥かに
7 ムーランルージュの歌

先生 おお我が人生


私の直前の「ジジラモローゾ」は8分くらいの長い曲。
セリフがいっぱいあって、ちょとした演劇みたい。

会場が手拍子や何やで、わ~~~っと湧く。

そのあとに入って行くのは‥

これも、笑いのネタにさせていただいた。
しっかり笑っていただいたので私は満足。
が、書くのはやめておこう(笑)

「恋文」のイントロを流していただくのがかみ合わずに
ステージでややジタバタしたが
(あとでICレコーダで聴いたら、最初からちゃんと弾いてくださっていた)
長い目のMCもなんとか曲までつないで

「ラ・ボエーム」

20歳の自分で歌うよう努力したけれど
やっぱり心のどこかには
若き日を思う自分の部分が残ってたような気がする。

この曲の後奏は‥ 長い。

固まったままじっとしているのは、つらい(笑)

深く、礼。

引き揚げる途中で、友人に花束をいただく。
晴れがましく、照れ臭いが、はやり、うれしい。





ああ‥  終わった!

ステージはいつも一瞬。



花束を胸に、控室へ。
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by sararaM | 2010-04-17 12:33 | 4回目へたどり着けるか? | Comments(2)

4回目へたどり着けたか? その2


リハーサルが始まる。

ミュージシャンの方々は前回と同じ。

会場のシャンソニエのママが
東京からゲストが来る時でさえ揃えることのないようなメンバー
と、溜息をつかれる方々。
「贅沢やねえ、この子たち」と。

今までなら
リハーサルの時はすでにみな気持ちよく歌っていた。
ところが今回は
歌詞が出てこなくて「空白」が出てしまう人や
歌を変更したところで
手の中に小さなアンチョコを持って
ちらちら目が行く人や
で、何となく、落ち着かない。

それでも、やはりバックの演奏の力は大きくて
気分良く歌っていることに変わりはない。

私は1部の7番。

バックで演奏が始まる。

ああ、この包み込まれるような感覚。
やっぱり、いい。

ピアノは私の出来も不出来も全て知り尽くしてくださっている。
シンセサイザーは優しく、深い。
すぐ右後ろのベースは、温かい。
そして一番若いドラムは小気味よい。
返しのスピーカーからの自分の声は
気持ちのせいか、音響さんの腕前か、のびやかな気がする。

あれほどできなかった「ソ」の音も、
もう、気にすることはなくなった。
先生に指摘された「発声」は、まだわからない。
テープとは合わせられないアッチェルも
多分バックの配慮だろう、問題なく歌える。

頭の中は空っぽ。
それも、いい。


1部が終わって、バンド紹介の練習だけ、する。
とにかく、お名前を間違わぬように。

礼のあとは別の人のように元気に
と、指示を受けていたので、思いっきり元気に紹介したら
「スッチーさんみたい」と先生に笑われた。
本番はもう少しテンション落として、と。


すぐに2部のリハーサル。

トップの「愛遥かに」は
ステージの袖から歌いながら歩いてくる。

歌いなれているはずの彼女なのに
何と、途中がラララになった。

本番は大丈夫よ!と、みんなで声をかける。


3番目、私の「ラ・ボエーム」

前半のクープレの部分
ピアニストさんと合わせる回数がほとんどなかったので
心配をしていたのだが
これも、しっかり居直って
好きに歌わせていただいた
そうしたら、ちゃあんと、フォローしてくださった。
心配する必要は、なかったのね。

MCで、アズナヴールの話をするのに
30年以上前に由紀さおりが歌っていた「恋文」の
♪ アズナヴール流しながら この手紙を書いてます~
のことを入れようと思っていた。

http://www.youtube.com/watch?v=OBHHmG1pgHI

音ネタを持っていらっしゃい、と言われていたので
テープで持って行ったのだが‥
あまりにも「演歌」??で、
これはちょっと歌の前には演奏できないなあ‥ と。
「いや、あの、その‥ 演奏はいいですから‥
 話の中に入れてもいいですか?」としどろもどろ(笑)
結局、適当にしゃべらせていただく、ということで落ち着く。


「愛遥かに」は
ステージの袖から歌いながら歩いてくる。

歌いなれているはずの彼女なのに
何と、途中がラララになった。

本番は大丈夫よ!と、みんなで声をかける。


リハーサルが終わって、ミュージシャンの方々は昼食。

私たちは最後のお化粧直しをして、
そのあたりの片付け。

そして、控室に詰め込まれる(笑)

ギューギューなので、暑くて大変なのだが
昨年、7月だったことを思えば
何でも耐えられる(笑)


開場10分まえくらいに
「お客さま、来られてるから、開けるよ」と先生の声。


さあ、4回目が、始まる。
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by sararaM | 2010-04-13 15:36 | 4回目へたどり着けるか? | Comments(0)

4回目へたどり着けたか? その1


ああ! 乗り遅れだ!

みんなと時刻を合わせて乗車予定の電車はもう出ると言うのに
私は鏡の前で、アイラインを描いている。

やはり、普段から慣れていないことは時間がかかる。

十分見こして目覚しをかけたつもりなのだが
どうも今回は、何もかも予想外にもたついている。


体調は良好、とは言えないが
発作が出たわけでもなく、世の中が回っているわけでもないので
私にすれば上出来。

マイミクさんにたくさんのアドバイスをいただいて
気分的にはしっかり居直れた。

ま、ハイテンションなのは確かだから
居直っているというのも、思い込みかもしれない(笑)


息子が起きだして、駅まで送ってくれる。

赤いトランク1つ持って、行ってきます!



御堂筋をぼ~っと歩いていたら
ビルの前を通り過ぎかけた。

いつもの7階。


開いたままのドアを入ると
外の光を背に
ミュージシャンの方々がセッティングをなさっている。

仲間はみなそろっていて
半分くらいは着替えの最中。

黒一点の方はすでにタキシード。
今日はお帽子が新しい。
うちの最年長。
お客様で、彼のファンも多い。

控室に顔を出すと
一人が、曲を変えた、という。

ええええええ~~~~っ!!!

びっくりびっくりびっくり!

通し稽古の時
ルナ・ロッサが1番と2番を行ったり来たりして
とてもつらそうだった彼女。
直前にお姉さまが倒れられて
気持ちも落ち着かず、練習もできていなかったと言っていた。

本番直前の木曜日
もう一人と一緒に違う教室へ個人レッスンに行き
その場で変更をお願いしたという。

先生がよくOKした‥というか、
彼女が強い‥というか、
とにかく、驚いた。

私が倒れて出場できない、と言っても
みんなこんなに驚かない、というくらい、みんなも驚いていた。



ドレスを着た人は、外でお化粧を始める。

残る人たちが、着替えに。


最初は「愛の追憶」のためのドレス。

今回のイメージは「フランス娘」なので
安価だが一応フランス製。(らしい)
大き目のスパンコール、ということでネットで買ったら
1円玉くらいのプラスチックが全身についた感じで
オモチャを身にまとっているみたい。

このドレス、身体に吸いつくような感じ。
膝の上あたりまで、ピタ~ッとしてる。
裾はすこしひらいてマーメード。
ウエストからヒップ、腿のあたりにかけて
ほんとに人魚のラインになる。

それにどんな髪型を合わせようかと思っていたのだが‥

ちょっとスゴイウィッグを被ることにした。
クルクルカールした濃い茶色の髪が背中の中ほどまで。

ただ、前髪があまりにも「今風」で抵抗があったので
白く透けたストールをターバン風に巻くことにした。

よし!
これで、怖いものなんかないぞ!!(笑)


控室へ入ってきた先生、
後ろ姿を見て、「どなた‥?」
にっこりほほ笑む私に
「ぃや~~~~~」と言ったまま言葉が出ない。
あとで
「sararaさん、シャンソンしてなかったら
 そんな格好、一生することなかったわねえ‥」と。


他教室から、メイクやビデオ撮影など
お手伝いに来てくださる。
カルチャーのグループレッスンである私たちは
何のお手伝いもできなくて心苦しい限りなのだが‥

そして早朝から、プロとしてステージに立たれているお弟子さんが
先生の手足となって、細かいことをお手伝いしてくださっている。


そろそろリハーサルだ。
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by sararaM | 2010-04-13 14:21 | 4回目へたどり着けるか? | Comments(4)

バタバタと


今日、先生からDVDが送られてきた。

昨年末に行われた、別の教室の発表会。
超ベテランさん方がそろう、ホールでのコンサートの様子。

このときに、「愛の追憶」を歌っておられる方がいたので。

「発声中心に練習した人だから。何気に、聴いてみて。」
という電話が、その前日に入った。

‥ということは、やはり、私の発声は
まだかなり改善の余地ありということなのだな‥ と思う。



今回のステージは、ことのほかみごとで
自分の練習はさておいて、しっかり聴いてしまった。

やっぱり年季が違うなあ‥ と、思ってしまう。




週末から、何となくバタバタしている。


夫が、職場で使っていた専用のPCを人に譲り渡した、というので
私の古いノートPCが動くのなら、使えばいい、と
初めてリカバリーに挑戦。

8年前のPCだが、WinのXPなので
Office程度のソフトなら、まあ動くだろうと。

しなれていないせいか、PCが不調なのか
リカバリーの途中でたびたびフリーズするし
入った、と思ったらノートンの2002などという亡霊のようなものが起動するし。
ノートンの2010を入れようとしたら
アップデートができていないと使えないと言われるし。

日曜の朝から始めて
延々と、再起動とインストールと削除とを
数えられないほど繰り返して。
1日では出来上がらず、翌、月曜に持ち越し。
早朝からまたスタートして
その日は、ぶっ通しで6時間くらい格闘して、やっと格好がついた。

予定外のことが入ってしまったので
発表会の衣装など、まだ、決め切っていなくて。


火曜の夜中に、どうかな?と思うアイテムをネットで注文したら
到着は12日前後、という返信メールが来て、ぶっ飛ぶ。
もう、本番終わってるやん‥
水曜の朝から電話して、何とか金曜日に到着するようにお願いする。

もう‥ 今頃何やってるんだか‥

年に1回なので、使うものもどこかへしまいこんであったり。
強力補正肌着をクローゼットで探しまくっていたり。
そんなことをしていたら、別のところが気にかかって
タンスの引き出しをひっくり返していたり。

もう‥‥  何やってるんだか‥‥


この前のレッスンの時
すでに、きれいにパーマがあたっている人
当日の美容院を予約済みの人
みな、準備完了状態の人ばかり。

私の伸びかけの髪はどうしようか?
パーマっけもないし。
以前のように長ければポニーテールか
そのままストレートに流していたらいいんだけど。
肩につくかどうか、程度の長さでは何もできないし。


って、それより、歌、歌わなくっちゃ‥


何か、もう、支離滅裂の今週の私。
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by sararaM | 2010-04-08 19:03 | 4回目へたどり着けるか? | Comments(2)

通し稽古


金曜日。カルチャーのレッスン室での通し稽古の日。

自分の歌で、何が改善されていて、何がまだできていないのか
自分ではまったくわからない。

録音しては聴き返し、を繰り返したが
果たして、よくなっているのだろうか?

3月末あたりからかなり落ち着いてきていたお腹の調子が
また、おかしくなる。
朝からピー状態。
やはり、精神的なもの?


今までの経験では、
直前の稽古では、できていなところの指摘はほとんどされることがない。
だから‥

目標は、きちんと最後まで歌いきること。と思って臨む。


本番の曲順で、2部構成で歌っていく。

アーティストの方々がそろわれるのは本番当日になる。
この日はいつものピアニストさんもご都合でおられず。

代わりに来てくださったピアニストさんは
なにわシャンソンコンクールの予選伴奏も務められた方。


みんな、かなり緊張。

ピアニストさんが違えば、伴奏の仕方も変わってくる。
いつもの決め?の音で次の歌いだしなど覚えている人は
立ち往生したり‥

それを見ている次の人はもっと緊張して
普段、途切れることのない歌詞が出てこなかったり‥する。

1部の最後の私は、途中で歌詞が真っ白になる人を見て
心臓のドキドキはどんどん激しくなる。
ああ‥ 思いっきり緊張している。
胃の腑を、ギュッと掴まれたような感触。

レッスンの回数が少なかったので
個々の歌のあとに、それぞれ簡単に指導が入る。


「愛の追憶」

ピアニストさんが
伴奏の感じを尋ねてくださる。

リズムを刻んでいく感じか、
クミコさんのように、しっとりした感じか、と。

クミコさんの歌は、友人からとてもいいと聞いたので
CDを購入して聴いてみた。
しかし、教室でいただいた伴奏とあまりにも違うので
それ以上聴かないようにしたのだった。

2種類の伴奏を弾いてみせてくださる。
先生が傍らに来られて、どちらでもいいよ、と言われる。

が、今までリズムを刻む形でしか練習してこなかったので
突然、しっとり系で歌うというような芸当は、できっこない。

今まで通りでお願いします、と言う。

セリフっぽくしていたり
男性・女性・語りに変化をつけていたりしていたのや
自分流に好きに歌っていたのを
すべて元に戻して
できるだけ素直に歌うようにする。

出なかった「ソ」の音はずいぶん楽に出せるようになった。
それでも、危なっかしいところがあり
それは、ピアニストさんが伴奏でフォローしてくださっているのが、わかる。

セリフのあとの、アッチェルの部分も
私のテンポに合わせてくださっているのだろう、ずれは感じない。

歌い終わって、最後の部分のラララ~の相談。
どのメロディまで歌うか、セリフはどうするか。

とにかく1曲終わった。



そのまますぐに2部に入る。

2部は3番目なので、すぐに順が回ってくる。

近くの席の人たちが
「ラ・ボエーム、ほんとに聴いてないよね~」と言う。

1回歌って、Keyが変わって、
確か、もう1回、歌ったっけ?というくらいだ。

しかも歌った感触は、前半のクープレ?の部分が
どうも、うまく乗れないという感じのまま‥

「ついていきますから」と、ピアニストさんが言ってくださったので
私が練習してきた間合いで、歌わせていただく。

おおっ!

何とか気持ちよく進むぞ!

前回、2番の歌詞が3番へワープするという醜態を演じてしまったが
今回はそれもなく、ちゃんと最後までたどり着く。

「1番、何歳?」と先生に問われ、「20歳です」と私。
「4番は?」 「50歳くらいのつもりです」と答える。

「1曲の中に30年間の時の流れがあるのだから、1番から悲痛に歌わない。
 1番の時代はバラ色の20歳なんだから、そういう顔で」
と、指摘される。

私はこの曲は、もう、最初から青春の想い出にひたっている状態‥
そうか、それではいけないのだな。


最後まで通した後、
時間ギリギリまで、順に、指摘された箇所を歌う。

私は、
ラ・ボエームがどんな20歳になっているか、確認。
笑った顔で歌う、というのは、かなり難しい。
歌い方がどんどんねっとりしていくので、もっとさらっと。
ラ・ボエームの「ム」、この発音も難しい。
難しいところだらけだ。

愛の追憶も通して歌う。
何箇所かチェックが入る。


2時間半が、あっという間に終わる。


‥‥‥‥‥‥


先生の個人レッスンが終了してから
先生を囲んで、最後の詳細打ち合わせ。

ミーティングの最中に、私はトイレへ2度走る(笑)


いろんな関係から、
1部の最後「愛の追憶」を歌い終えた後に
ミュージシャンの紹介と、1部終了で休憩に入る案内の役目が回ってくる。


「アウフ・ヴィーダーゼン‥」と、呟いて終わり
深く礼をして
顔をあげたら違う人に変身(笑)

まあ、いいや。



次にみんなと顔を合わせるのは、本番当日。

体調を整えて、できることはして‥

あとは、バックの方々に、身を任せよう。
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by sararaM | 2010-04-05 14:50 | 4回目へたどり着けるか? | Comments(2)