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オフ会


ネットで知り合った人が実際に会うのを「オフ会」という?

何とオフ会初体験。


ブログでお友達になったmistyさんから、ランチを誘っていただいた。

私のシャンソンブログはかなりローカルな話題なのだが
たまたま同じニュータウンにお友達がおられたようで
近辺のことをよくご存じ。

そのお友達のところへ来られるので
お昼を一緒に食べて、歌のお話でもしましょう、と。

私は人見知りをするので自分からお誘いすることはないが
誘っていただくと喜んで出て行く。
月曜日、梅の花でランチをすることに。

お互いにネット上のぼんやりとした写真では見覚えが‥


実際にお会いしたmistyさんは
大きな瞳に高い鼻。
はっきりした顔立ちの美人。そして、とってもグラマラスなボディ。
ドレスを着てステージに立てば、魅力的な歌姫になられるだろうと思われる。

ところがっ!!

お話ししてみると、その美人の口元からあふれ出るのは
ヨシモトのノリの楽しいお話。
和歌山に置いておくのはもったいない。
ぜひとも大阪へ出てきていただかなくては(笑)


音大で声楽を専攻されていた方なので
音楽の基本的な力はたっぷりと。
ただ、ソプラノであった故のご苦労というのはあるのだという。

しかしながら
私が練習を始めた「カンツォーネ」の譜面を見せると
初見で、そのまま、メロディを口ずさまれる!!
何と、うらやましい!!
私では、「♪」は「音」には、ならないのだ。

ないものねだりはしても仕方がないのだが、実に、うらやましい。


ドレスを安く手に入れられるお店の話や、工夫。
練習を始めて2~3年というお互いの情報交換は尽きることがない。



実は、
何より驚いたことは‥
リアルネームが1字違い。
小さい時に呼ばれていた呼び名は‥ 同じ「○○ちゃん」
そして、生まれた年も同じ。(学年は私が1年上)


何かのご縁。不思議なご縁。


また、mistyさんは、京都の歌姫SARAHさんの高校の先輩になるという。


何かのご縁。不思議なご縁。


また、ぜひお会いしましょうね、と言い合って別れたのだった。
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by sararaM | 2009-07-28 11:16 | シャンソン | Comments(8)

歌詞カード



新しい曲を練習するとき、歌詞を書き写して
「歌詞カード」をつくるように言われている。

*縦書きであること
*漢字を使うこと
*歌の小節などで区切らず、文、として書くこと


私は1曲ごとにA4に紙におさまるように
PCできれいに作っていた。
それを譜面と一緒にして
1つのクリアファイルにおさめていた。

最初はそれで不都合は感じなかったのだが
だんだんと練習する曲数が増えてくると
以前の歌をちょっと口ずさむ時に
歌詞を確認したくなったりすると
譜面を探し出すのが大変になってきた。

で、2回目の発表会の後のレッスンから
歌詞だけをノートに書くことにした。

先生はよく、
「歌詞を書くときはラブレターを書くようなつもりで、こころを込めて」
と、言われる。

少しずつ枚数が増していくと、何だかうれしくなるし
パラパラめくると、レッスンの様子が思い出されたりして
久しぶりに歌ってみよう
と、思ったりする。

歌詞を書いた全部が通して歌える曲ではないことが残念だが
それでも、目に留まるところにあれば、また練習することもできるだろう。

練習量が多かった曲には
鉛筆で注釈をつけたものや
曲について調べたことなど、書きくわえているものもある。
バラバラにならないノートのよさを感じる。


そのうちに
自分がきちんと歌える歌だけを集めた
新しいノートを、つくってみたいと思っている。
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by sararaM | 2009-07-24 01:03 | シャンソン | Comments(4)

久しぶりにのどかなレッスン


17日は、とっても久しぶりに通常レッスン。

うちの教室の場合は、半年くらいは発表会の準備をしているので
個々に異なる曲で、個人指導に近い形になる。
発表会が終わってしばらくは
教材の曲をみんなで一緒に練習することになる。

と、言っても、
シャンソンはソロ、というのが先生のポリシーだから
みんなでそろって、さあ歌いましょう、というのはほとんど、ない。

発表会明けだから、軽くいきましょう、と4曲(笑)


「小さな汽車」
「白い恋人たち」
「マリー・マリー」
「詩人が死んだとき」

「白い恋人たち」は、札幌オリンピックのテーマ曲だったから
歌に疎い私でも、メロディくらいは知っている。
でも、日本語の歌詞が付いていたというのは知らなかった。
(逆に先生は、これが札幌五輪のテーマ曲であったのをご存じなかった)
あとは、初めて聴く曲。


「小さな汽車」は、向こうの、小さい子が歌う歌だというけれど
途中にちゃ~んとクープレが入っている。
で、突然マイクが回されて、
クープレのところだけやってみることに。
最初の音だけとれば、あとはかまわない、ということで
ピアノは適当に合わせてくださる。
みんな、ゲ・ゲ・ゲ!?!?!? だけど
それでもずっとこの教室にいるので
形になろうがなろまいが
とにかく、クープレッ!!(笑)
適当にやってしまうところが面白い。


「白い恋人たち」は
譜面に沿って歌うのと
そうではないのとを、聴き比べ。
伴奏はメロディなしの「ドラマティックシャンソン」(笑)
自分なりに歌い方を考える。


あとの2曲は、ジルベール・ベコーの作。

「詩人が死んだとき」というのは
ピアフが亡くなった後、コクトーや何人かの人が
バタバタと亡くなられたという。
で、その追悼式をシャンソン関係の人たちで行うことになり
そのために書いた曲だそうだ。

次までに、どれか1曲前で歌えるようにしてきて、発表。
それぞれの個人指導をした上で
その次のレッスンでは
先生が「これ」と言われる曲を前で歌う、ことになった。

結局1ヶ月くらいの間に4曲全部、歌えるようにしてくる、ということ!


まあ、いつものことだから、たいして驚かなくなっている。




発表会のDVDはまだ出来上がっていなかった。

メイクをしてくださったE子さんが撮ってくださった写真がきていたが
集合写真と、本番になる前の準備中の様子(笑)
集合写真は係の人が焼き増してくれることに。
ひとりだけで映っている写真はそのままいただけた。

E子さん、メイクはとってもお上手だったけど
写真の腕はイマイチ(笑)
ブレていたり、顔のアップだったり‥
で、それほど、いいな、と思えるものはなかった(残念)

ということは、今回は写真はほとんどない、ということになる。

ちょっと、残念。


‥‥‥‥‥‥


訂正です

「白い恋人たち」は、72年の札幌五輪のテーマ曲ではなく
68年のフランスのグルノーブルのときの記録映画「白い恋人たち」のテーマ曲だったそうです。

コメントにご指摘いただき、誤りに気が付きました。

もう、まったく、思いこみです。

ちなみに、札幌は「虹と雪のバラード」だったようです。

失礼いたしました。
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by sararaM | 2009-07-19 17:42 | シャンソン | Comments(6)

夢の名残り



月曜日。

ぼ~~~~っとしている私のもとにメールが入った。
ブログ友達の歌い手さん。
(ネットだとプロの歌い手さんともお友達になれるのがスゴイ!)

日曜のステージにお花は届いたかしら? と。


?!?!?!?!?!?


聴きに来てくださる、というお話をかなり以前に伺っていたのだが
直前にご本人のライブが入ってしまい
日曜には大阪にはいない、ということだった。

で、お花を届けてくださっていたという。

なあ~んにも知らない、私。


あれ?ライブハウスに取り残されているのかしら?


何度かメールをやり取りした後で
何と、お花屋さんの記入ミスで月曜に届く運びになってしまっていたという!!

自宅へ届けるから‥ と‥

その後、花屋さんから直接電話が入り
お詫びと、改めて新しい花を送り直すので火曜日に到着する、とのこと。

私は受ける側であるので
そのままお返事したのだが‥


ステージに届けるお花の日時を間違うというのは
花屋として、絶対にやってはいけないミスだ。

帰って来た夫に話をすると
「そら、贈ってくれはった人が一番残念な思いをしてはるやろなあ」と。


火曜日に届いたお花は、情熱的な真っ赤なブーケ。



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お花をいただくのは2部の歌のあとだから
真っ白なドレスにこの真紅のブーケを抱けたのになあ。
どれほど映えたことだろう。

白シャツ、綿パンツの日常に戻っている私を
一瞬、あの、スポットライトの下へ戻してくれた。

夢の名残りの深紅の薔薇は
玄関でにっこりと‥  私をステージに招いている。


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by sararaM | 2009-07-15 10:37 | 石の上にも‥ 3回目 | Comments(4)



お客様を送り出したあとは、即、片付け開始。

ドレスを脱ぎ去った後は、ジーンズと白いシャツ。
いつもの私に戻る。

が、顔はそのまま(笑)

しかし、3回目ともなると、付け睫の取り方くらいは覚える。
目尻から、そおっと、そお~っと。
これだけでも、ずいぶん軽くなった気がするものだ。

何もかも、とりあえず赤の小さなスーツケースに放り込む。
ビルの1階で待ってくれている夫に預けて、私は身軽(笑)

いただいたお花も頼もうとしたら
気恥ずかしいらしく、やんわり拒否された。

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打ち上げは、御堂筋を渡って少し北上したところ。

初回、打ち上げに行く前に先生に強く言われた。
「道路は、右見て左見て、信号見て、渡ってね!
 まだ、ぽわ~ん、としてるんだから。
 事故にあわないでね!」
今年は私たちが、初体験の方に「赤よっ!!」という番(笑)


会場はチェーン展開している、落ち着いた和風の居酒屋さん?
日曜ということもあって、ビルそのものが眠っている。
静かな店内。
先生、ピアニストさん。
シンセサイザーの方、ベーシストさん、ドラマーさん。
メイクをしてくれたE子さん、受付その他全般お手伝いいただいたT子さん。
そして、私たち生徒11名。

乾杯の冷たい(私は)ジュースを飲みほしたかったけれど
3分の1くらいで、様子を見る。
お腹には前日から何も入っていない。
空いているような‥ 気もする。
様子を見ながら、少~し入れてみる。
納まるかな?ちょっと、だけね(笑)


少し落ち着いた頃に、先生がやってくる。

ひとりひとりに歌の?お話。


先生は、私たちの歌を通して、人そのものを分析される。
歌に対する姿勢の話をされるのだけれど
それはそのまま、それぞれの性格であったり
今おかれている生活であったり
家族との関係であったり、する。
いつも思うのだが、かなり、鋭い。
そして、ストレートだ。
家族でも友人でも言わないかもしれないその人の奥底の感情を
歌の評価にかぶせて、貫いてくる。
私はもちろん、先生しか知らないのだが
こんな感じでかかわる先生はあまりおられないのではないだろうか。

歌の練習に絡んで見えるその人の真面目さ、正直さ、プライド、小心さ‥
根性のあるなし、芯の強さ、抑圧‥
いろんなものが、引っ張り出される。
それがまた、みごとに的を射ていて、驚かされる。


宴も後半戦。

バックで包んでくださった方々へご挨拶に。

ピアニストさんは毎回のレッスンからずっとご苦労をかけている。
私が歌を歌う、その始まりは彼女の生ピアノ。
感謝をしてもしきれない方だ。

ベーシストさんは2年目のおつきあい。
穏やかな雰囲気のこの方は、お顔を見るだけで安心してしまう。
それをそのままお伝えする。

飛び入りのドラマーさんは若い方。
私はどうやらドラムが入ったバックが心地よい、ということを今回確認。
とても、歌いやすかったとお礼を述べる。

シンセサイザーの方はこの世界の大御所さんらしい。
昨夏、体調を崩された由、お伺いする。
前日、埼玉のコンサートから最終の新幹線で帰ってきて
早朝からの打ち込みだったようだ。
お身体を大事にされて、これからも私達に付き合っていただきたいものだ。


メイクのE子さんは
生まれてこの方、今日ほど働き、疲れたことはなかった、という。
自分で会社を経営していて
人に傅かれているのがあたりまえの日々。
先生のレッスンを受けるようになって
ボロクソに叱られたり、という経験。
今日のメイクを引き受けて、
私たち生徒の美しさは自分の責任だと、かなり神経を使われたらしい。
そう、メイクが終わっても、気がつけばどこかで鬘のウェーブを手直ししていたり
頬紅を濃くしていたり、いろいろされていた。

また、私たちの教室生は、ただひたすら感謝!の人ばかりなのだが
そういう経験も初めてらしく
とても素直に感謝されて、教えられることが多くあった
と、最後に話をされていた。


9時ころ、おひらき。

御堂筋をみんなでふらふらと難波まで歩く。
終わったねえ、と言い合いながら。



そして、「次、何歌う?」と、言っているのだった(笑)
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by sararaM | 2009-07-14 17:14 | 石の上にも‥ 3回目 | Comments(8)

石の上にも3回目


まっすぐ控室へ。

着替えだ。

夜のイメージの黒から、清楚な雰囲気の白へ。
見た目も涼やかに。

だが、内情を明かせば
カイロ装備。腹巻装備。
白フワロングスカートの下は
あったかタイツ装備。

並べて書くと、身も蓋もない(笑)

それでも。外はあくまでもドレスアップ。


髪も背中までのロングをアップにする。
これも、自分で手早くできるように何度も練習した。
カールした髪でできている髪留めがあって
それで周りをくるくる巻くと
それなりのアップスタイルが完成する。

イヤリングやネックレスも交換。
と、付け爪が出てきた!
白いのをつける。
右手で左の爪は簡単につけられたが
長い爪のついた左手で右の付け爪は‥ 超難しい。

付け爪が、取れない。
自分の爪に置けない(笑)
上から押せない。

こんなので日々生活している人を、尊敬するぞ!

ジタバタしているうちに呼び出しが何度もかかる。
あとの2つの爪を握って
休憩時間が終わろうとしている会場へ出て行く。


2部、スタート。

「子供の頃」のエクスタイムからスタート。
ゆっくりと歌いながら出て行く。

盛り上がってくるところで、
私も立ちあがって身体を揺らす。
私自身の歌詞は頭の中になく、「子供の頃」にひたる。

戦争が始まるまでは、いかに幸せな生活だったか
と歌う「子供の頃」
そして続く私の「人生は美しい」
戦争を越えて戻ってきたしあわせ。
ごく普通の暮らしや緑がどれほど美しいものか。
大切な人と暮らす人生がいかに美しいものか、と歌う。

この曲を贈ろうとした友人のお母さんは、まだ病院から帰って来ない。

つらい日々をくぐりぬけて
願いかなうなら、ごくありふれた日常へ。

だって、日々の暮らしは
何もかも愛おしく、美しく、しあわせに満ちているのだから。
私の白い衣装はしあわせの象徴。

あなたと暮らす日々、それがしあわせ。

前奏を聴きながら、聴いてほしかった人を、思う。

「人生は美しい」は3分足らず。



友人から大きな花束をいただく。
毎回、来ていただくだけでありがたいのに
きれいな花束をいただき、恐縮してしまう。




終わって‥ しまった‥




控室に戻る。
終わってしまった人と、これから出ようとする人と。
ゆるみと緊張がないまぜになった、不可思議な空気。


これからの準備がある人がいるので終わった人は外へ
という連絡が来て、私はドアの外に立つ。
ステージは「ローズ」

目の前にカメラを構えた男性。
あっちで撮り、こっちで撮り、入口のあたりで撮り
また戻ってきて撮り‥
どう見ても、「ローズ」を歌っている人のご主人だな。
何とも一生懸命に撮影されている。

彼女は別の先生の教室で長くレッスンを受けていたが
こういうステージに立つのは初めて、とのこと。
普段の感じとのギャップに驚いた濃いピンクに黒のドレス、
セミロングの鬘の人である。

ご主人、きっと、とてつもなく驚かれたことだろう。
それでも、この撮影の仕方を見るに
惚れ直したに違いない。

こういうステージというのは
普段のその人とは違う面を見せたり
変身できたり、してしまう。
だけど、どのような形であれ
歌に出るのは自分自身。


緊張感が切れた私には、曲は足早に飛び去って過ぎて行く。

ラストが近くな大トリを歌う人を探す連絡が来る。
控室には‥ いない。
会場にも、見えない???
あれ~???
と、思っていたが、無事にステージに登場。
(コトの顛末はあとで知ることになる)


エンディングは先生の「ヴォラーレ」
いつもながらの声量。
自在に操る空気。

最後のご挨拶に、教室を開いた時のことを話された。

ピアニストのA先生と待っている体験教室に
恐る恐る、ひとりまたひとりとドアを開けて入ってきて
シャンソンという不思議の国のアリスの迷路の世界にはまってしまった‥
いろんな部屋を探検しながら
長い迷路を手探りで進んでいる生徒たち‥
向こうの方に小さなひかりを見つけて
1つのトンネルをくぐりぬけたら‥
10年は若くなっています(笑)

あはは。そうだね。

私も、はまったクチなのだろう。
いまだに、好きなのかどうなのかも、よくわからないでいるのだけれど。



先生から、迷路にいる生徒をひとりひとり、改めて紹介。
最後に先生のひときわ深い礼。


一斉にカーテンが引かれる。
明るい光が流れ込んできて
夢の舞台は消え、そこはまた日常の続きになる。

出口に並んでお客さまを送り出す。



石の上にも3回目。
これが、今回の私のテーマ。

初めて教室のドアを開けてから2年と9か月。

3回目の発表会まで、たどり着いた。


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専属カメラマンの息子がいないので
夫にカメラをたくし
私がセットした「高感度撮影」のままで撮ってもらった。

でも、これは私のミス。
感度を上げてフラッシュなしで撮ろうとするから
シャッター速度が落ちて、ぶれるし、
白いのを着ている時はただひたすら真っ白で
顔も何もなくなっていた。

白のシルエットだけなので
載せても問題はないだろう(笑)

誰か他に、撮影してくれていた人がいたら
もう少しマシな写真が手に入るかもしれない。
が、今は、これしかない(笑)
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by sararaM | 2009-07-13 23:42 | 石の上にも‥ 3回目 | Comments(5)

「ひまわり」



オープン。

ライブハウス内、今日はびっしり、だ。
補助椅子もかなりの数、出ている。
正面カウンターも、椅子が詰められて
肩と肩が触れ合うくらいの間隔。

カウンターのいつもの席に夫の後姿。

隣にいるはずの息子は、今日はいない。
退院後の体調が本調子ではなくて
「行くよ」というのを
無理やりやめさせた。


「会場内ではどこにいてもスター」
いつも、発表会前に先生から言われること。
たとえお客様の後ろであっても、歩く姿は凛と。

そとのサウナ組は、狭い控室へ。
控室にいた人たちは、ステージの袖へ。


プロローグから1番目へ
「アリベデルチ・ローマ」
優雅に手を振るポーズ。
鏡の前で練習をしようとしても
恥ずかしくて手が上がらなかった、という。
最初は肩のあたりでバイバイするのがやっとだったのが
だんだん上へ上へと上げて行って
とうとう、優雅なさよならのポーズに。

これは、朝、電車の中で聞いたこと。

「モン・メック・ア・モア」 は
最後まで歌詞が覚えられずに苦労していた彼女。
おっと、出だしが早かった。
でも、すぐにバックが合わせてくれている。


さて、私は‥ それを控室で聴きながら‥
出番直前につけようと、着替えセットに出しておいたはずの付け爪が、ない???
あちらこちら探すが、どこかへもぐりこんでしまった。

曲は進む。

「待っていた男」も「マンマ」も安定して不安なく聴ける。

伴奏がかわってリハーサルでは戸惑っていた
「ある日愛の終わりが」も、本番は問題なく。

黒一点の男性は3年続けてバンド紹介。
何とも言えない迷?調子は、お客様の間でも評判。

って、もう、行かなくちゃ。

黒い爪は‥  見つからなかった。


私の前の彼女は歌い終わった後に
その後の3曲の紹介が入る。

生まれて初めてのステージでリハーサルの時からカチコチの彼女。
自分の歌が終わって、帰ってきてしまった。

私はMCが入ると思っているので
マイクのところまで出ていない
‥のに、「ひまわり」の前奏が始まってしまう。

「MC」と言うと、彼女はUターンして再度ステージに。


そして、「ひまわり」

ピアノ伴奏ではとても印象的な前奏が入っていた。
それが、シンセサイザーがメインになって
やわらかな、包み込むような始まりになる。
私の声は、バックに包まれて広がっていく。
最初の響きも悪くない。

目の前に広がるのはソフィア・ローレンの世界。
雪の中で、ひとり、ひとりと倒れて行った光景が浮かんでくる。
彼を探しにロシアへ行き
墓標に刻まれた文字を1つ1つ確かめていた彼女。
彼の新しい家族を見つけてしまった彼女。
言葉も交わさず飛び乗った汽車。
再会。
彼の乗った汽車を見送り立ち尽くす。

私の中に、映画のシーンが何枚も、現れては消える。
そして‥
一面のひまわり。


半音はやっぱりゴメンナサイだったけれど
これが今の私の精一杯の「ひまわり」
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by sararaM | 2009-07-13 10:22 | 石の上にも‥ 3回目 | Comments(9)

会場へ



近辺にいる仲間と乗る時刻を決めている電車。

前の駅からすでに何人か乗ってきている。
数人で一緒に。

難波から徒歩で心斎橋近くまで、歩く。


9時45分頃、ライブハウス着。

ドアを開けると
ステージのセッティングの最中。
あれ?ドラムセットが入ってる?
ピアノとベースとキーボードだと聞いていたが‥

キーボードの方の後輩さんが飛び込み出演、らしい。
昨日か、に、決まったという。


ドレスをつるして順次着替えに入る。

出てくる姿は、みんなそれぞれに、「おお~~~!!」

今年はドレスツアーに参加できなかったから
目にするのは初めて。


濃いピンクに大胆な黒のレースがかぶっているマーメードドレスは
普段はおかっぱ頭におとなしい服装の人。
こういう思い切ったドレスを選べるんだ!
楚々としたお茶の先生は黒ラメのタイトなドレスに
ネックから流れるようなレースのケープ?をつけている。
いつも押さえた感じのドレスだったピアノの先生は
珍しくベビーピンクのフワフワのドレス。
水色やうすい緑が好きな小柄な彼女はやわらかなパステルカラーの
押さえた緑とオフホワイトの模様のドレス。
どう見ても宝塚、の長身の彼女は
どう見ても宝塚(笑)の男装の麗人スタイル。

みんな素敵だ。

私は、途中の着替えを躊躇したが
結局、白も黒も、持ってきた。

1部の「ひわまり」は黒。
ハイネックの黒ラメのノースリーブに黒のロングスカート。
首のまわりから胸にかけて
黒いバラが何個かワイヤーでつながっているのを巻きつけた。
今年の新しいものは黒ラメのグローブ
手の甲から、二の腕あたりまで、ラメラメでピカピカ(笑)
髪はおろしておくことに。


今日メイクを担当してくださる他教室のE子さんが来られる。
受付その他全般は先生のお弟子さんでプロのT子さん。

リハーサルスタート。
並行してメイク。


今回、私はかなりお化粧を勉強したのだ。
持っていなかったアイシャドーやアイライナーも買った。
アイラッシュカーラーという恐ろしげな器具も買った。
最初はなかなか挟めなかった睫も、何とかなるところまで。
マスカラのつけ方も練習した。
ブログ仲間がいいと言っていた「ベアミネラル」も買った(笑)

こうして書き並べていると歌の練習よりメイクの練習をしていたように見えるが、
決してそんなことはない、と書き添えておく(笑)


意を決して、濃いメイク(のつもり)

その横で、E子さんが次々と「顔」をつくっていく。
あ、でも‥ 素敵だ。

昨年のプロのメイクさんより、私は好き。

経営している仕事の関係で、モデルさんなどにメイクをしたり
スタイリストのようなことをすることが多くあるらしい。
ヘアキャップ?、鬘もたくさん持ってきている。

ドレスをみながら鬘もかぶせていく。
!!!
こ~れ~は~  別人だ!!
メイクの比ではない。
恐るべし鬘の力。

私は、「よくできてるよ~」と褒めてもらい(笑)
アイメイクを少し濃くされる。
ブラウン系をつけていたのだが
ブルー系をプラスされた。
1回目2回目のプロのメイクさんもみなブルー系を使われた。
私はブルー系の顔なのか???


リハーサルも着々と進む。

いつものピアノ伴奏だけとはずいぶん趣が変わる。
シンセサイザーの音がやわらかい。
うしろから包み込まれるような感じで「ひまわり」を歌う。
とても歌いやすくて、何の不安もない。
バックの力だ。

私、ドラムが入っているの、好きなのかもしれない。


1部のリハーサルが終わったところで
各自昼食をとったりする。
私は、食べられないので
朝、夫が小さなポットにいれてくれたコーヒーを少しだけ、飲む。
調子の悪い時は、飲みつけているものが一番。
まだ熱くて、美味しかった。

もう一人、メイクを助けてくださるYさんが登場。
こちらは付け睫専門(笑)

みな順に、おめめぱっちり美人になっていく。

その間にも2部のリハーサルは始まっている。

私は2番目。
「人生は美しい」
教室でのリハのときに注意された、最後の伸ばし方が練習できていない。
何か中途半端な形になってしまう。

歌い終わったとたんに先生がそばに来て
「少し緊張しているのか、力が入って、いつもと違う声になってる。
 もう少しで裏返ってしまいそうなところに行ってるから、もっと力を抜いて歌ってみよう」

あれあれ、そうなのか?
自分では何もわかっていない。

自分で、半音がおかしい、とか
ここ、伸ばしすぎた、とか、わかる場合はいいのだが
自覚のない状態は、困る。
とりあえず、気持ちが舞いあがらないようにしよう。


帰ってきて、付け睫。
アイシャドーが濃くなる。
白が入ってお鼻が高くなる(笑)


時間が押してきて先生の声が焦ってる。

控室が狭いので
半数はエレベーターホールの隅っこの一角に潜む(笑)
もちろん、クーラーはないので、サウナ状態。
そこの6人で、顔がはげる~、と言いつつ30分待機。


開場。

受付がいっぱいになっている。
今日はかなりの数のお客様になりそうだ。
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by sararaM | 2009-07-13 09:12 | 石の上にも‥ 3回目 | Comments(2)

助走



一周忌のあと、日・月とほとんど寝込んでいた私は
火曜日になってやっと歌おうという状態になって‥
そのとき、クーラーが壊れたのだった。

その夜から、次の機種の選定を始める。
今までなら、必ず店舗まで出向いて確認をする家電のなかの1つだ。
しかし。
ネットで機能比較。
新聞に挟み込みの広告と価格比較。
クチコミを読みまくり、翌、水曜のお昼に、機種決定。
電話で、取り寄せになっている納期と工事日を尋ねる。

早くて週明けの月曜だという。
どう頑張っても、今からなら日曜日、というから
「日曜は留守です!!」と叫ぶ。
何とかそれまでに~ と頼み込んで「土曜日に何とかしましょう」と返事をもらう。

全店で今8台在庫があるというから、
とにかくネットでまず購入。
工事を伴うと、記入がいっぱいあって、まどろっこしい。
それでも完了。よし、確保。

1時間ほどして、先ほど話をした人から電話。
何と!金曜日に調整をつけた、という!

感謝!感謝!
これで、土曜日にはドレスなど準備ができる。


しかし。
クーラーの取り付けには「工事」があるのだ。
居間のクーラーの下部は、私の楽譜や何やかやが山盛りに陣取っている。
ほとんど自慢なのだが、私の周りはモノであふれているのだ。
食卓のテーブルの自席で1日を過ごす私なので
その周辺には、パソコン関係は一式あるし
楽譜類やCDプレーヤーやその他もろもろ。
家事進行に絡むノートやその他もろもろ。

要するに、工事をしてもらうには
その辺り一帯の「お片付け」が必要だ、ということ。

水曜の夕方から木曜の夜遅くまで
ただひたすら、片付け、掃除、片付け、掃除の繰り返し。
室外機も、きれいにしてやらなくちゃ、と。

通常ならほとんど1日、ぼ~~~~~っと座っているだけの私なのだ。
木曜の夜には、腰にも膝にも痛みが走り、
睡眠不足で体調は下り坂一直線。

息子の入院からハードな生活をしていたから
当然と言えば当然なのだが
「勢い」で、発表会は越せるだろうと
どこかでたかをくくっていたのかもしれない。


去年も、前日に片頭痛の発作が出て寝込んでいた。

今年は、発表会に関しては仕事もなく
別段ストレスは感じていなかったはず。


何か、日ごろの行いがよくないのか(笑)
こういうめぐりあわせになる‥ のだ。
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by sararaM | 2009-07-13 08:25 | 石の上にも‥ 3回目 | Comments(2)

その朝


発表会当日、12日。

朝5時ころ、汗だくで目が覚めた。
時計が3時になったのを見ているから、2時間くらい寝た、か。

そろ~っと、起きてみる。

今のところ、腹痛はない。


たまに起きていた腹痛が、昨日ひどくなり、
胃も痛み、お腹も痛み、ついでにお腹ピー。
熱まで出てきた。

背中とお腹にカイロを4枚貼り付けて、セーターを着込んで
お腹を抱えてうずくまっているか、トイレから出て来れないか。
朝から何も食べられず、あたたかい飲み物を少しだけ‥

声を出す練習もできていない。
足りないものも買いに行けていない。
衣裳の最終決定もしていない。
でも、動けない‥


胃もお腹もからっぽになった夜
腹痛が少しマシになり
そこから当日の準備。
細々したものからドレスなど集め始める。
何とかパッキングの目処がついたのが2時を回っていた。
冷えると痛みが走るので
クーラーを切った居間で少し横になって、目が覚めた、のだった。


最悪、家を出られないかもしれないことは覚悟した。

しかし、お腹はなんとかおとなしくなっている。

シャワーを浴びて、再度、貼るカイロ装備。
腹巻も装備。
ウールのタイツをはいて、ジャケットも着て。

夫の淹れてくれたコーヒーを少し飲んで、家を出る。


行くぞ!
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by sararaM | 2009-07-13 07:43 | 石の上にも‥ 3回目 | Comments(2)