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ちびっこパワー


本番も合わせて4回のワークショップ。

テーマが「親子でエンジョイ‥」だったので
もちろん子どもたちが、いる。
通しての中で、一番幼い子は1歳4か月と言っていたか。
年少さんから順にいて、小6まで
確か2年生だけいなかった、か(笑)
10人くらいのちびっこさん。

幼い子たちは、
初めはお父さんの膝にいたり
お母さんの背中にいたり。

2回目くらいになると円形の会場の
後ろの腰壁の段になっているところによじ登ったり。

本番の日は
お弁当を食べた後や
1回目と2回目の待ち時間があったりしたので
だんだん行動範囲が大きくなる。
お互いの衣裳を突っついていたり
ピアノをのぞいたり
舞台の暗幕の間で「おばけやしきごっこ」をしていたり。
最後は集団で走り回っていた。


私は実は、小さい子がいるのは苦手。
相手構わずまとわりつく傍若無人さは好きになれない。
うちが一人っ子で、しかも静かなタイプだったから
やんちゃに慣れていないせいもあるかもしれない。

けれど、今回はあまり気にならなかった。

それは、会場と構成のためではないか、と思う。

会場が円形の体育館形式で、床に座る。
だから、少々移動しようと
はみだして動こうと、あまり気にならない。
これが、きちんと椅子が並べられているようなところだと
その間を走り回られたら、
やめて! と、思っただろう。
また、歌そのものがクリスマスソングで
動きがあるものだから
「整列」していなくても、かまわない。

それでも、舞台でマイクを握ろうとする子には
近くの人が声をかけるし、
限度、は、心得ておられる。


会、そのものをうまく構成すると
子どもたちがいても大丈夫になるのだなあ、と感じた。

この、子ども劇場での企画は
メンバーの方々から
子どもを連れてジャズを聴けないかなあ
ということから考えだされたものらしい。

若いころから音楽が好きでジャズに親しんで来られた人が
子どもが生まれると、生の音楽に接することが難しくなる。
そういう人たちの要望のようだ。

もちろん、場によっては
子どもを連れて行くべきではないところはたくさんあるし
そういうマナーは守るべきだ。
どこであっても「子ども」であるだけで
大目に見てもらえると思うのは、違う。
だが、
「子ども」を最初から取り込む形で
こういう場をつくることは、いいことだ、と思った。

2年に1回で3回目だというので
それぞれのお子さんが、もっと小さい時に会っていたりする。
懐かしい親戚のような、そんな雰囲気を持っていた。


自分の眼の前だけが「世界」であるような
幼い子どもたちを、久しぶりに身近に見た。

あの頃は、いい。

無限の可能性を秘めている。


受付をされていた主催者の妹さんは大きなお腹。
来年の2月に誕生だそうだ。

もし、来年、また同じ催しがあって参加したら
次はハイハイの赤ちゃんと対面できるんだな(笑)

by sararaM | 2008-12-02 15:34 | 日常 | Comments(2)

Commented by summerbunny at 2008-12-04 23:23
子供と大人が一緒に楽しめるパフォーマンスは、貴重ですね。
小さいうちからライブのよさを感じて、大人になっても生の演奏を楽しんで欲しいと思います。ライブじゃないと感じられないパワーって、ありますから。

それから、私も子供の阿鼻叫喚、傍若無人はとっても苦手です・・・
叱らない親を見て、わが身を戒めることも多いです。
Commented by sararaM at 2008-12-05 18:06
☆ summerbunny さん
子どものための「場」であれば、気が楽ですね。
お互い様、の部分もあるし。
それでもちゃんと「限度」はありますよね。

子どもを叱らない親御さんと、もう1つ気にかかるのは、叱り方、です。
「うっさい!!ギャーギャー泣くなっ!!」
「しばくぞ!!」
「お店の人が怒るから」
耳にすると悲しくなります。
子どもを感情的に切り捨てるような言葉が多いのと
なぜダメかというのをきちんと教えられていないのと。
私もパワフルな大阪のオバチャンのはずなのですが、
そういうところへ声をかけられないわが身を、ふがいなく思います。