『よくできました』



10月のレッスンが始まった。

これで私がお稽古を始めてちょうど2年になる。
2年前には、
今、こんなに、歌の話ばかりしている自分なんて考えられなかった。

想定外、予想外、
そんな言葉では言い表せない。
天と地がひっくり返った
何かに血迷った
そんな感覚(笑)

2年たっても、
シャンソンが自分に合っているのか
歌を歌うことが好きなのか
その辺はよくわからない。
勢いで突っ込んで
クラスにはまってしまって
そのまま、ここまできた。

ま、理由など、実際など、あまり気にせずにおこう。

好きなのは間違いがなくても
やめてしまった水彩画の教室もあれば
よくわからないままに
また、歌の練習を一生懸命やっているレッスンもある。
あまり悩まない。
考え込まない。

素直に曲に感動して
歌いたいと思う曲を、歌おう。


今日は、最初から発表。

「帰り来ぬ青春」
「想い出のシチリア」
「初めての日のように」
から1曲を選んで、前で最後まで歌う。

前回見学に来て、今日からスタートの人がトップ。
「想い出のシチリア」を歌う。
風邪をひかれているということで声は出しにくそうだったけど
舞台度胸というか、歌いっぷりは大したもの。
私たちの初めは、あんなに堂々とできなかった。

前回お休みだった人は
その前の回の宿題。
「残されし恋には」
音程が危ないところがあったので
再度歌おうということになっていた。
いつも思うのだが
シャンソンにはほんとうに私たちには難しい、
日本ではあまり使われない音のつながりがある。
先生曰く、
そこがシャンソンっぽいところで
一番美味しいところなんだから、頑張らなくっちゃ
なのだが、難しいものは難しい。

 ♪ あなたと二人で歩いた小径は
   今でも思い出にのこる     

この最後の3音は、私にはほんとうに難しい。
最後の音が、とれない。
前に出た彼女も、苦しんでいた。
何度もピアニストさんに音をもらって
最後に、やった~!

さて、そのあとは、昔からいるメンバー
前回のランチの時の話のままに
みんな「帰り来ぬ青春」に挑戦(笑)

この曲は、「想定」を尋ねられる。
何歳の人が何歳のころを思い返して歌っているのか。

最初の人は
65歳くらいの自分が20代後半を思い返す。

次の人は、
85歳くらいの人が、二十歳くらいのころを思い出している。

私は3人目。

今回は私も、かなり真面目に練習をした。
録音したのをテープで聴いて
何とかつながったかな?
というところまでは到着したつもり。

朝からクラクラッとしてたもので
ギリギリまでベッドにいた。
そのまま何も食べずに飛び出してのレッスン。
でも、前で歌うときなどは
テンションが思いっきりハイなので
よほどの発作でない限り、関係なく歌える。
(発作の場合は、家から出て来れないから関係ないか)


想定は50代に入った人が二十歳前の自分を思い返す。
その人は独身のまま今に至っている、と。

全体KeyがF♯なのをFという指示で歌う。

調が変わると、ピアノなしで声から始めるところは難しい。
練習で出していた音と違ってくるので
特に、転調した直後の始まりは見当がつかない。
でも、何とか自分のイメージのとおりで歌う。

「よう、頑張ったね」と珍しくお褒めの言葉。
一番後ろから席を立って前まで来られて
楽譜に『よくできました』のキティちゃんのハンコを押してくださった。

やったね!
このハンコ、普通の練習で押してもらえたことがなかった。

そのあと、2~3か所の注意を受け
次にAで歌ってみて、最後にGでも歌ってみる。
Gは声の高低の狭間に入って、全くダメだったようだ。

ライブハウスなどだったらF
ホールで歌うのであればAの方がいいらしい。
50代の想定だと、やはりAかな、というお話。

1年前に、初めてこの曲を教室で聴き
気に入って、何人かの歌手の歌をダウンロードした。
訳詞もほんとうに数が多い。
麻丘めぐみ
岩崎宏美
加藤登紀子
深江ゆか
グラシェラ・スサーナ
みんなそれぞれに味わいが違った。

1年越しのこの曲、ちょっと形がついた、かな。

でも、先生のこのハンコ、
きっと、教室のスタートレベルの『よくできました』なのだ。
もし、発表会で歌いたい、ということで指導を受けたら
ここからまた苦難の道が待っているはず。

だから、手放しで喜んではいられないのだが
でも、ちょっとくらいうれしがってもいいとしよう(笑)


レッスンが終わると急速にアドレナリンが引いて行くので
ヘロヘロになる。

帰りついた家の中は
何の片付けもできていない。
台所も洗濯も、すべて放り出して出て行ったのだから。

頭の後ろが鈍く痛む。
眼の奥も痛む。

出るなよ、片頭痛。


次は「人生は美しい」なんだから。
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by sararaM | 2008-10-03 19:45 | シャンソン | Comments(4)

Commented at 2008-10-06 15:14
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by sararaM at 2008-10-06 23:02
☆ SARAHさん  
最初の全体KeyがF♯で、それで練習していて違和感はなかったのですが。
私のKey決定は難しいそうです。
「ここ」というところがきちんとでき上っていればいいのですが、
まだフラフラしているのだと、思います。
「帰り来ぬ青春」は、FとAではすごく感じがかわりますね。

1つの曲に4種類もKeyの違う楽譜があるのですか?!?!
イメージができない!(笑)
Keyについては、まだ、わからないことだらけで、困ります。
Commented by sarah000329 at 2008-10-08 14:09
半音違うだけで曲のイメージががらりと変わることが多いです。
自分の声がどちらのキーなんだろう?と悩む場合は
特にそうかもしれません。
半音上がると 可愛らしい表現になったり
半音下がると とても女らしい大人っぽい表現になったり
だから 音楽って楽しいんでしょうね。

キーは歌い慣れて来ると変わります。
だから、最終決定は本当に歌いこんでからでも大丈夫だと思います。
Commented by sararaM at 2008-10-08 23:13
☆ SARAHさん  
半音でそんなに変わるのですか?
すごいものなのですね。
半音ずつじっくり変えてみた経験がないので
半音の違いは実感できていません。
私の場合、かなり隔たるみたいです。
それに、自分で、合っている、と思うのと
聴いている人が思うのと、先生が判断するのと
いろいろ違ったりするのですよね。
もちろん、先生が「ここ」といわれるKyeで頑張るのですが。