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聴き惚れる


水曜日のハードな「音合わせ」の翌、木曜日。

私は豊中の「歌えます」へ行って来た(笑)

2日連続で大阪縦断の暴挙にでるなんて
シ・ン・ジ・ラ・レ・ナ~イ の世界だ。

ましてや今週は
月曜日の夜に叔母が緊急入院し、駆けつけ
火曜日には病院やホームへ手続きのために出て行った。
そして今日もこれから、病院へ行こうとしている。
5日連続で大阪へ出るなんて
リタイア以降、初めてのことだ。
体調は黄信号からいつ赤へ変わってもおかしくはない。
どこかで帳尻を合わさねば‥

と、まあ、それはおいておいて。


K氏のピアノを聴けるのは2か月に1回のこと。
しかも、発表会前に人前で歌う最後のチャンス。
まだ、自分用の譜面もいただいてないが
ごちゃごちゃに書き込んだ
勝手に順を変えて
しかも移調した上で転調が入る楽譜でも
K氏ならなんとでも弾いてくださる。

雨がまだ残る中、遅い目に家を出る。
1時から始まっているが
到着したのは2時を大きく回っていた。

ほとんどの方は歌い終わられたあと。

この2曲を、ここでちゃんと歌うのは初めて。

「シェルブールの雨傘」
「愛しかないとき」
の順でお願いをする。

「愛しかないとき」は
以前、ジャック・ブレル調で弾いてくださったのが
とてもよかったので、それでお願いする。

「え~っと?どんなのでしたっけ?」
と言いつつ、指先から流れ出した旋律は
以前いただいたのよりも
格段に繊細で優しく美しい。

思わず、聴き惚れそうになってしまって
あわてて歌いだしを探す。

あまりにも流れるような旋律で
カウントできない‥
(あとで録音を聴いたら、微妙にずれていた)

こんな繊細なピアノで歌わせてもらえて
幸せを感じる。

去年もそうだったのだが
発表会用の曲をもらって
ここでピアノを弾いていただく。
初めての時は、それは丁寧に、
何も知らない私が聴いても
ここから出るんだよ
ここはしっかり歌ってね
そんなメッセージが聞こえてくるような伴奏なのだ。
それが、練習が進んで
少し歌えるようになってくると
伴奏は見事に変わってくる。

今年もそうだった。

それは一生懸命練習してきた私にとって
少しはマシになってきたよ
と、お褒めの言葉をいただいているようで
とてもうれしいことだった。


あとで録音の時に
もう一度「愛しかないとき」を弾いていただいた。
ほんとうにうっとりしてしまうような旋律だ。


ピアノの旋律は、曲によってひときわ際立つものがある。

今日は「汽車は8時に出る」という曲の旋律が
とても、よかった。



2か月に1度。
K氏のピアノを1曲、2曲と集めていく。

私のしあわせな音が、少しずつ増えていく。

by sararaM | 2008-04-25 14:41 | 2度目の発表会へ | Comments(3)

Commented by a-ki at 2008-04-29 12:30 x
発表会には間に合わないけど
今年のNHKパリ祭はジャック・ブレルの特集で
「愛しかないとき」も歌われるみたいだね。
2日あるうちのどこをどう編集されるかわかんないけど。

「汽車は8時に発つ」ってギリシャの舌噛みそうな人の曲だっけ……
ミキス・テオドラキスっていったかな?
歌詞とタイトルが複数あった気がする。
Commented by sararaM at 2008-04-29 23:31
☆ a-ki さん
パリ祭のお話は時節柄、歌手の方のブログで拝見したりしますが、
ジャック・ブレルの特集なのですか‥
これは、テレビ放映されたのでしたっけ?
今まで縁がなかったもので、HPで調べてもよくわかりません。
私の「愛しかないとき」は、行きつ戻りつ戻りつ‥で
まだどうなるのか見えてきません。
ちょっと焦っています(笑)

「記者は8時に出る」も御存じなのですね。
すごくたくさんの歌を知ってらっしゃる。
私はギリシャ民謡ということしか知らないのです。
日本では、月田秀子さんが歌ってらっしゃる、とか。
Commented at 2008-04-30 15:45
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