聴き疲れ


「歌えます」に、行ってきた。

片道2時間。
大阪の南の山の中から、大阪市を縦断して
豊中にあるスタジオ(ライブハウス?)まで。

1時から4時までの3時間なのだが
遠いせいもあり、いつも遅れてしまう。
ひどいときには1時間のために往復4時間のときも‥

今日は比較的早く到着。1時半。
ドアを押し開けると各テーブルにかなりの人。
いつもの、ピアニストさんの指がよく見える壁側も満席。

受付をして、歌の曲名を書く欄を見ると、15番目だった。

今日は「雪が降る」を歌おうと思ってやってきた。
初回の発表会で歌った曲だが
発表会は6月で、
ちょうどいい季節には一度も歌ったことがなかった。
それに、たまに歌っておかないと、というのもあって。
曲名の欄を見るとすでに「雪が降る」がエントリーされている。
あらあ~
どうしようかと思ったが
何と言っても歌える曲そのものの数が少ない。
すぐに変更できるほど、持ち歌がないのだ。
仕方がない。
そのまま書く。

席も空きがほとんどなく
仕方なしに、マイクの真正面のかぶりつきの席。
私のような大きいのが最前列にいると
後ろの方々に申し訳がないのだが
それも、仕方がない。

私が席についてからもバラバラと人が入ってくる。
結局、20名近くになった。

私はいつもカラオケを入れてもらうのがメイン。
今日も2曲を申し込む。
カラオケの人はさすがに歌う人ほど多くはないが
それにしても今日の曲数は多い。

歌う人の真正面で聴かせていただく。

どなたの歌を聴いても、感心するしかない。

歌の前のご挨拶で
「数年ぶりにこちらで歌わせていただこうと‥」と言われる人が多く
みなさん、かなりのベテランの方々のよう。
そのグループの方々は
そのままどこの発表会で歌っても十分だろう、
と思えるような歌いっぷり。
セミプロの方々じゃないの?と思ったりした。

「雪が降る」を歌われた方は
髪型も姿かたちも宝塚の男役のような雰囲気。
低い目の声で
余裕たっぷりの「雪が降る世界」だった。

これは歌えない‥
正直なところ、歌うのをやめようかと思った。
私一人だけ、歌の完成度が違うのだ。
次元が違う、というべきか。

それぞれの曲は、たぶん、ご自分用に書き直されているのだろう。
しっかり長い。
私が持っていくような、本をコピーしたままの
2分少々の曲とは違う。
しかも、ほとんど初めて聴く曲ばかり。

入ったときから心臓はドキドキし始めていたが
鼓動がだんだん強くなってくる。
思いっきり、緊張してる。

でも。

歌おう。

私がここへ来ているのは
場を踏む、という練習でもあったはず。
これほどのベテランの方々。
これほどの人数。
望むところだ(ホントは望んでない)

ご挨拶で、先に謝る。
若葉マークに免じてご容赦を、と。

歌っていて、自分が思っていたよりもっと緊張していたのだと知る。
声が出ない。
喉が固まっているのだろうか?
いつものように出そうとしても
硬く小さい声。伸びない。

それでも、歌詞が飛ぶこともなく
何とか歌い終えた。
「雪が降る」は、半分はフランス語で。
「この胸のときめきを」は、イタリア語で。

そのあとも歌は続き、
時間がなくなってきて
カラオケは1曲に、と要請された。

トータルで50曲近かったのではないだろうか。

終わったのは予定を30分ほどオーバーした
4時半ころだった。


とにかく、疲れた。

今日聴いた歌は、みんな、すごく濃厚な感じがした。
どっぷりシャンソン。
いや、こってりシャンソン。
20人ほどの人が
それぞれの2曲を渾身で歌うのだから
受けるほうが疲れるのはあたりまえかもしれない。

ついでに言えば
乱暴な言い方かもしれないが
髪型も服装も、どっぷりシャンソン、という気がした。

長くなった髪を1つにポニーテール。
黒のパンツに白のセーター。
ほとんど素っぴん。
私一人、浮いている(いや、沈んでいる)ような気がした。


そして思った。

今日の歌は「油絵」
私たちは「水彩」

私個人の単なる感覚だが。


聴き疲れて帰り着いたら、7時半だった。
[PR]

by sararaM | 2008-02-21 23:50 | シャンソン | Comments(0)