「教室」というもの
私は長く仕事をしていたので、お稽古や○○教室というようなものには縁がなかった。
結婚前にお茶とお花をジタバタと付け焼刃したのと、
着付けに2年ほど通ったくらいか。
リタイアして初めて通ったのが水彩画教室。
個人の先生が、会館の貸し部屋を借りて開いているというタイプ。
月に2回、1回3時間のレッスン。
通い始めて違和感というか、よくわからなかったのは、
「雑用」の多いこと。
月謝の集金や、参考作品のコピー取りなどレッスン時間中に生徒が動く。
年1回のスケッチ旅行もバスの手配なども分担してやる。
作品展に至ってはパンフレットや案内ハガキの作成まで手作業。
サークルとして、希望者が集まって、講師を探してきて‥
ならばわかるのだが、こんなことも全部生徒側がやらなければならないのか?
と、初体験の私は理解できなかった。
エッチングの時には、先生のアトリエまででかけて、
銅版の腐食作業や磨きなど、丸1日の労働提供だった。
それを、エッチング体験として受け取れば、また気分もちがうのだろうが、
寒い冬の日の屋外作業で、私はそのあと3日間、寝込んだ。
カルチャースクールの中の講座であればまた違うのか?と思ったりもした。
今のシャンソンのレッスンはライフカレッジというカルチャースクールの中にある。
受講料は銀行引き落とし。楽譜のコピーなどはフロント事務の方がしてくださる。
レッスン時間は、めいっぱいレッスンに集中している。
だが、初めての発表会については、
メンバーで相談して創り上げる形だったので、
レッスン時間外にかなりの時間、活動をした。
ま、こっちは、みんなで望んだ?ことだから、仕方がないかな、とも思うし、
創り上げること自体が楽しい作業でもあったから、
たぶん、今のメンバーは、納得している。(と、思う)
だが、もし、新しく加わる人がいたら、
やっぱり負担に感じるかもしれないな、とも思う。
その時間だけ教室に通うつもりできたのに、
なぜこんなにミーティングがあるのだ?と。
レッスン時間が限られているので、
その時間は「歌うこと」に専念している。
すると、どうしても、連絡などは終わってから、になってしまう。
水彩画教室のほうは、そういう雑談に近い「お話」が最初に延々とあり、
途中でお茶の時間が入ったりして、私は驚いたものだった。
教室に何を求め、自分の中でどう位置付けているか、で、
「良し」とできるかできないかがかわるのかなと思ったりするが、
一般的にはどうなのだろう?
やっぱりまだ、わからないでいる。
by sararaM | 2007-11-01 09:02 | 日常 | Comments(2)
水彩画教室は、私が望むものとのずれが大きくなってしまったのかな、と思っています。