どうしてシャンソン?


私はなぜ、こんなに苦手な音楽を四苦八苦しながら続けようとしているのだろうと

最初の頃、よくわからなかった。


教室の課題の曲も、レッスン前に半日ほど練習すればさらっと歌える方もいる。

けれど私は、毎日毎日、曲を聴くところから始まり、

音が出ずに繰り返し練習し、

毎日、朝から晩まで格闘して、やっとレッスンに間に合う、というありさま。

できは別にして、練習量と努力だけは、メンバーの誰よりもやっていると自負している。

オルガンどころか、ピアニカさえも操ったことがないのに、なぜだろう。


それはたぶん、シャンソンというものが、

私が歌えば、それは世界にひとつの「私の歌」になるからだろう、と思う。

以前、「永遠の絆」の時に先生が言われた。

  この曲は、音大出たての若い子が上手に歌うよりも、

  人生を積み重ねたSさんが歌うほうが聴く人のこころに響くはず。

  シャンソンはその人の人生を載せて、創り上げるのだから。

これを聞いて思ったのだ。

うまいへたに関係なく、私も歌えるかもしれない、と。


そしてまた、私は、自分の「思い」を外に出すのが苦手。

考え込みすぎて、内へ内へと入っていく。そして出られなくなる。

そんな「思い」を曲に載せて外へ出すことができるかもしれない。

そんなふうに感じたのだった。
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by sararaM | 2007-08-17 11:36 | シャンソン | Comments(0)