歌が変わる‥「ちゃんと」の次 2
「黒い鷲」 私のストーリーを創って、歌ってみると、
もう、以前のようには歌えなくて、驚いた。
明確なストーリーが自分の中にできると、歌が変わるんだ、そう思った。
指摘されたレッスンのころから、体調が下り坂で、咳がひどくなっていたのだが、
その後、咳き込んで眠れないくらいになり、高い熱まで出してしまった。
めったにかからない医者に行ったら、どうやら肺炎らしい。
レントゲンを撮られたり、血液検査をしたりして、点滴まで打たれた。
会話も咳き込んでできないくらいだったから、
歌の練習なんて、もってのほか、だった。
声に「色」がなくなってしまって、呼吸音?だけでかろうじて会話をしていた。
そんなことで、次のレッスンまでの2週間、1度も歌えなかった。
レッスンそのものも、まだ熱があり???だったのだが
今の私は、何でも聴いておきたい、吸収したい、という時期なので
録音するだけでも、と、出て行った。
先生を前にすると、やっぱり歌いたい。
ストーリーを作り直した後の歌を先生がどう言われるか。
ほとんど出ない声だったけれど、私のイメージの黒い鷲を歌った。
よくなった、と褒めていただいた!
その上で、そう表現したいのなら、と、いくつかのアドバイスをいただいた。
声を出して歌うだけが練習じゃないんだ、と、改めて思った。
そして、歌は変わる。
これも、実感した。
身体はキツかったけれど、精神的には充実したレッスンだった。
by sararaM | 2007-08-11 10:16 | シャンソン | Comments(0)