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シャンソンクリニック

sararaのプチ冒険~
(昔、突然、東京日帰り大冒険というのをやったので)

リッツのヘロヘロの上に歌の練習のヘロヘロを重ねて、
復活の見通しがたたないのにどうしても行きたかった。
もうこれは、プチ冒険するしかない。

リッツより練習よりもっと遠い2時間超の道のり。

ピアニストの吉田幸生さんが
「シャンソンクリニック」というものを始められる。
偶然知ったのだが、ミニ講座+2曲歌える、というもの。
お名前は前々から存じ上げているし、
シャンソンの索引にはいつもお世話になっている。
夏の友人たちのコンサートも吉田さんだった。
なのに、ご本人には一度も遭遇していない。
だから、お逢いしてみたいのと、講座をお聴きしたいのと。
譜面や歌に関して「変」なところはズバズバ指摘していただけるという。
これは何とも、楽しみではないか。

会場も初めてのところ。
前々日に電話で尋ねたら、予約しなくてもかまわないとのこと。
で、当日にならないと体調不明な私は、安心したのだった。

スタート2分前くらいに到着。
小さな可愛いところで、
私は10番目のようだが、すでにテーブルとイスがびっしり。
前列に1つ空いていた席に座らせていただく。

初回のミニ講座は
「見やすい楽譜とは その1」
驚いたことに、きちんとレジュメをつくっておられる。
印刷フォントも見やすい。
お話の途中に1人また1人と参加者が来られる。
イスを出してテーブルを置いて、
だんだん出入り口のあたりまでいっぱいになってくる。
結局、15人になっただろうか。

楽譜を貼り合わせるのに使うべきテープのところで、
サージカルテープがよいとのお話。
私はずっとメンディングテープを使っていた。
で、その紙テープは100円ショップのものがよいらしい。
何種類も買ってこられていて、
何と、初めてなのでプレゼントしてくださるという!
会場はおおいに沸く!!

プレゼントは誰からいただいてもうれしいが
私にとってピアニストさんというのは
いつもつたない歌をカバーしていただき、
申し訳ない気持ちで、お願いする存在なので、
そういう方に気遣いしていただく、というのはある種の驚きだった。
そんなうれしいサプライズが、場の雰囲気を高揚させたのではないかと思う。


シャンソンクリニック_e0014720_16543544.jpg



最後に質問コーナー、あり。
私は、歌詞の中で、
セリフでしゃべりたくてメロディラインを弾いていただきたいところの書き方を質問。

全部を通して、
音楽用語などを無理して使うより、
相手に伝わるように言葉で書いてもかまわないのだよ、と教えていただいた気がする。
譜面の状態も、相手が使いやすいように。
お願いする相手の立場で考えたら、おのずと答えが見えてくるような気がした。

さて、歌に移る。

一言で言うと、
ああ、世の中にはしっかり声が出て歌のお上手な方がたくさんいらっしゃるのだなあ
ということに尽きる。
姫路や交野、私のように2時間超のあちこちから歌いに来られた方々。
津々浦々で、自分の歌を歌い、磨いておられる方のなんと多いことよ。

・とてもいいわ
・時は魔法ね
・群衆
・人生は過ぎ行く
・逢引き
・青春の旅立ち
・スカーフ
・恋心
・サンフランシスコの6枚の枯葉
・マドモアゼル・シャントゥ・ブルース
・この胸のときめきを
・私の心はヴァイオリン
・群衆

・笑わないで
・タラッサ
・ジャッキー
・行かないで
・枯葉
・愛は君のように
・生きる
・サンタルシアの酒場娘
・私の孤独
・ジュテーム
・古いパリの岸辺に
・ひまわり
・黒い鷲

(その場のメモなので、間違いがあるかもしれないが)
   → 曲名、誤りのご指摘をいただきました。
     上記は訂正してあります。
     「とてもいい」× → 「とてもいいわ」○
     「古い河の岸辺に」× → 「古いパリの岸辺に」○
     ご指摘、ありがとうございました。

個人的には
「人生は過ぎ行く」を歌われた男性がとてもいいお声で
もともとあまり好きではない仏語の歌が、心地よく感じられた。
「サンタルシアの酒場娘」は、ピアニストさんも初めてだという歌。
帰って調べたら、タンゴのようだ。


4時半終了。

梅田へたどり着いたあたりで
バッテリーが切れたか、急にしんどくなる。
しゃがみ込みたい気持ちを奮い立たせてJRから地下鉄へ。
ここの乗り換えで、標識通りに行くと、何だか遠く離れた地下鉄の乗り口へ誘導される。
なぜ、伊勢丹の食料品売り場を通過して、
北のはずれの改札まで行かねばならないのだっ!!
で、20分もかかってしまった。
梅田からまだ1時間半、先は長いと言うのに。


へろへろが3乗になり、当分何もできない。
それでも、出かけて行けてよかったと思う。
譜面の足りない部分など、指導していただけた。



シャンソンクリニック_e0014720_1655155.jpg



吉田さんは、お写真で拝見するより、
よほどハンサムな方だった。

来月、また、行けるといいな~





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by sararaM | 2014-09-11 16:55 | シャンソン | Comments(5)

Commented by くじびき はずれ at 2014-09-12 00:10 x
トムソーヤの冒険よりハラハラしますね。
でも充実していらしたみたいでなによりでした。
Commented by sararaM at 2014-09-12 00:33
☆ くじびきはずれ さん
ありがとうございます。
たかが三宮へ行くのに冒険状態で困ったものです。
以前、三宮のライブへ行こうとして
梅田で発作が出て、引き返したことがありました(笑)
今回は帰り着くまでもって、よかったです。
Commented by sararaM at 2014-09-12 00:41
☆ くじびきはずれ さん
書き忘れ~
私が自分のお小遣いで初めて買った本が
「トムソーヤーの冒険」でした。
何度も何度も読みました。
ハックルベリー・フィンの冒険も好きでしたよ~
Commented at 2014-09-12 15:46
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by sararaM at 2014-09-12 16:34
☆ ・・さん
ありがとうございます。
こういうとき頑張っておかないと、
自分はダメだなあ、何もできない・・と
落ち込んでしまいます。
いろいろ我慢していることも多いけれど
最低限、気持ちは元気に前向きに!
でないと、キョジャッキーなんてやってられないですよ~