追悼 「ラ・メール」



先日のシャンコンの会場で知人の訃報を聞いた。

私が初めてシャンソンというものに出逢った、
その教室の最初からの仲間。

初めてのレッスン。
初めての発表会。
初めてづくしの日々を、ともに頑張ってきた仲間。

黒一点の、彼。

うそでしょう?!
なんで???

私、4月初めの発表会のステージで、歌、聴いたよ!
そのあとのロビーで両手をとり合って挨拶したよ!

突然の心臓発作。
何の前兆もなく、治療中ということもなく。
もちろん、不調もなく、入院もなく。

お通夜、告別式、とずっとシャンソンが流れ、
出棺は「ラ・メール」だったという。

「ラ・メール」は
初めての発表会で彼が歌った歌。
1部の1番だったから
教室の一番最初の歌。
タキシードを新調して、それはそれは素敵ないでたちを今もはっきり覚えている。

それからも、彼の歌は、ほんとうに味わいあるものだった。
○○ワールド、と周囲が呼ぶ歌の世界は素敵で、私も大好きだった。

喜寿間近に始めたシャンソンのお稽古は7年半になり、
84の彼は昔と変わりなくずっと歌っていた。

華やかなホールの片隅で、涙が頬を伝った。


歌を知らなかった私は「ラ・メール」を彼の歌で初めて聴いた。

追悼。

私は「ラ・メール」を、彼を思いながら練習する。

シャルル・トレネ「ラ・メール」 (最初に広告あり)

https://www.youtube.com/watch?v=fd_nopTFuZA





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by sararaM | 2014-07-04 15:28 | シャンソン | Comments(2)

Commented by くじびき はずれ at 2014-07-05 11:46 x
そんなことがあっても全然おかしくない年回りになってきました。
意外と元気そうだった人が突然 なんてね。

生まれたからには必ず逝くものなんですけど。
Commented by sararaM at 2014-07-05 12:25
☆ くじびき はずれ さん
そうですね。
同年代や、もっと若い知人の訃報にも遭遇します。
個人的には、意外と元気だったのに突然、を望んでしまいますが、残される人にとっては、とてもつらいことだろうなとも思います。
親にしても、順送り、というのが一番孝行だろうと思い、頑張らなくっちゃ、です。
最近、母に「先に死んだらあかんで」と電話のたびに言われます(笑)