3分間


ステージが久しぶりだと、段取りがよくない。
今回は準備もできていなくて、前日にバタバタしていたら熱っぽくなるし。

普段メイクもしない私は、メイク用品の探索から始めなければならない。
今年は洗面所を工事しているので、そのときにあちこちに分散したりしたから、行方不明物品が多数。

しかも10日当日は、この日だけ嵐だという。
前日までピカピカの秋晴れなのに、なんてことだ。

頼みの綱の夫は水曜日から風邪で熱を出している。
居間にいるので、声を出して歌う練習さえしていない。


当日、朝。
しっかり雨。
風も強い。

買い物に行く人がいないので、パンが切れてしまう。
その辺にあるもの・・・よもぎの切り餅。
焼いて、お醤油と焼き海苔で食べる。
なんなんだ!
(私はしんどくて卵焼きを焼く気にもならなかった)

12時前に家を出る。
1つ目の雨雲の帯が通り過ぎた直後で、雨が上がっている。
次の雨雲の帯が来るまでに会場に入ることができれば、濡れずに済みそう。
雨支度なので、コロコロはやめて、どでかい布のトートで。

バス、南海電車、近鉄電車、と乗り継ぐ。
慣れない電車は酔いそう。
少しヘロヘロしながら、大和西大寺に着く。
片道2時間。

ここは大阪難波と奈良を結ぶ線で、奈良の少し手前。
この駅から京都へ線が延びている。橿原神宮の方へも延びている。
昔ながらのローカルな風情。
交通の要の駅なのにね。

会場は近鉄デパートの建物の中に。
クラシック仕様の300席くらい。

受付で出演者PASSを提示して中にいれてもらう。
控室はこちら、と開けられたドアの先には・・長い階段。
やめてほしいなあ・・足の悪い出演者もいるんだぞ~ と思いつつ、降りる。

メイク用の席が4つ。小さな洗面台もついている。
着替え用のコーナーも2つ。
ドレスの裾が下につかないくらいの高い衣装かけ。
テーブル、ソファー、椅子。
20人入っても大丈夫な広さ。

2時集合で1番乗りだったので、とりあえず、歌う(笑)

自宅でそれなりにメイクをしたつもりだが、
電車の中では目立たないレベルだった。
つけたしとして、ほっぺたを赤くしてみたり。
目の周りを濃くして見たり。

順次先輩方が入室され、ドレスなどつるしていかれる。
おお~~!!
ベルサイユみたいな豪華なドレス!!
年季の入っておられる方は、かなりのドレス。
中には、ハワイで買ったの、とオシャレなすっきり型も。

私は昔のものを引っ張り出して。
スパンコールのハイネックノースリーブのトップスに
白のオーガンジーのスカート。
今日はネックレスはやめて、細いイヤリングと、
ネックレスを手首に巻くだけに。
髪は触るのがめんどうになって、長いまま。
それで、ええやん。という夫の言葉に従う。
ひまわりを1輪、持って歌おうと思っている。

控室でモニターを見ながら進み具合などチェック。
時間通りに進行しているようで、このままなら出番は4時。

1つ前のフルートのクラスが入ったのでそろそろスタンバイ。

舞台そで横の廊下に、数人、並ぶ。
なんだかとても寒い。

あ、連想で、ドレス下のスパッツ、裾を上げていないことを思い出す。
あわてて膝下くらいまで、上げる(笑)
(お友達の、「ドレスの下はスパッツ」のお教えに従い)

フルートの演奏が終わり、機材の運び入れ。
返しのスピーカーなど設置。

スタッフの方がたくさんおられて、驚く。
出演者を案内指示してくださる男性はきちんとした身なり。
アナウンスの女性。
スタッフ用のウインドブレーカーを着た若い方々。
う~ん。
ホールと言うのは、大変なのだ、と感じる。

で、出番。

トップバッターなので、先生とともに、出る。
モニターで見ているより、舞台そのものは小さい感じ。
ピアノはほぼ自分のうしろくらい。

今回は特に、歩く姿勢に気を付けたつもり。
すぐに前かがみになってしまうから。

この曲、マイクを使って歌うのは、実は初めて。
教室では、持つ練習はしたけれど、つないでいなかった。

歌い始めて、いい音響だと思った。
私は難しいことは何もわからないが、
自分の声がとても自然。
マイクもかなり離してもちゃんと声が入る(気がする)。

観客席は少し暗めの照明だが、人はわかる。
うしろの方に夫、発見。

歌は気負わずに、ごく普通に流れていく。
2番でテヌートにしたいと思っていたところも入れられた。

まあ、こんなものか、と終わる。

深々と礼をして、去っていくとき、
あれ?帰りはマイクのコードをどう扱えばよかったっけ??
出るときのコードの扱いは説明も受けたし、気を付けたが、
帰り・・どうする?
なんだか、ずるずると引っ張って・・帰ってきてしまった(笑)

「終わった!終わった!終わった!」

緊張した面持ちで座っているあとの出場者を前に、ひとりでほっとする。

あとは控室に引き上げて、ゆっくりモニターを見るだけ。

全員が終わっての最後に、再度全員で舞台に出てご挨拶。
その後、ロビーに出て、記念撮影。
プロのカメラマンが撮ってくださった。


パタパタとドレスを着替え、三々五々、控室を出て行く。




外は真っ暗。
会場にいた間にかなりの雨が降ったらしく、
濡れた道がきらきら光っている。

週明けから寒くなるらしい。
冬は近いかな。




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by sararaM | 2013-11-11 19:33 | シャンソン | Comments(4)

Commented by くじびき はずれ at 2013-11-11 21:22 x
ごめんなさい、14時頃に出かけようとしたら急に電話が入って
「5分で迎えに行くから待機していて」と有無を言わさず。
来られちゃ逃げるわけにもいかず・・・  残念でした。
結局21時半まで振り回されてしまいました。

またの機会を楽しみにしています。
Commented by sararaM at 2013-11-11 21:44
☆ くじびき はずれ さん
いえいえ。
公私ともにお忙しいことは重々承知しております。
お気持ちで十分です。
もうちょっとうまくなったら、聴いてください(笑)
Commented by 陽子 at 2013-11-12 07:17 x
様子が判って嬉しいです。
読みながら一緒に緊張しました。

お疲れ様でした。
体調が悪化しなくて良かったです。

なんか、いいなぁ~♪
ステージの美しい妻と見守るご主人。
Commented by sararaM at 2013-11-12 10:55
☆ 陽子さん
ありがとうございます。
こちらには写真は載せないので、文字ばかりで申し訳ないです。
陽子さんからは「マイクのコード」に突込みが入るかなと思いましたが、夫の方でしたか(笑)
最初の頃は、私のオアソビに付き合わせて悪いなあ、という感じだったのですが、最近は、一緒に来てくれるもの、と勝手に思い込んでいます(笑)頻繁になると嫌がられるかもしれませんが。
また、お近くの時に覗きに来てくださいませ。