初クミコ


秋のライブ以来、歌から離れていた私の
今年初の「音」
それは、初クミコ

一度生で聴いてみたいと思っていた歌い手さん。
YouTubeにはあれこれアップされているし
CDも持っている。
しかし、生、は、私の体調やなんやかんやで
なかなか機会がなかった。

先日、新聞の折り込みチラシにふと目が留まった。
隣の市の市民ホールでクミコのコンサート。
隣の市、といっても、
最寄りの駅から1本で3つ目の駅。
陸の孤島と呼ばれるここでは、これ以上は望めないと思われる近さ。
しかもお昼ご飯を家で食べて、晩ご飯の前に戻れる時間帯。
これを逃す手はない。

初めて「ぴあ」の会員になり
初めてPCでチケットをとり
初めてコンビニで「発券」なるものをしてもらい
初めてコンサートに行く。


1部 白のドレスで

「ともだち」
「我が麗しき恋物語」
「私は青空」
「哀しみのソレアード 最後の恋」
「百万本のバラ」
「愛の讃歌」
「きっとツナガル」

明日は石巻だそうだ。
香川の方々から石巻の方々へメッセージを届けたいという黄色いハンカチ。
何か一言メッセージを書いていただけたら、というお話に
休憩時間に長い列。
私も一言だけ。
こんなところで石巻に自分の一言が届く機会をもらえるとは!
明日石巻で、黄色いハンカチが風になびくそうだ。

2部 オレンジのドレスで

「祈り」
「風に吹かれて」
「ローズ」
「追憶」
「マイウェイ」
「幽霊」

アンコール
「ラストダンスは私と」
「このすばらしい世界」

CDよりも何よりも、生はとてもよかった。
クミコの生きるエネルギーがそのまま伝わってくるような気がした。
うまい歌だとか、そんなものを超越して、いい歌だと思った。

愛する人を見送る歌や、自分が先に逝ってしまう歌もしみじみよかったし
愛おしくなるような人生を歌う「マイウェイ」もよかったが、
私は
「百万本のバラ」と「愛の讃歌」がことのほかよかった。
誰もが歌う歌だけど
こんなに、全身全霊を込めて人を愛する気迫を感じたことはなかった。



終わってのサイン会。
ひとりひとりの顔を見て、きちんと話をする。
車いすのかたをいたわり、
おばあちゃまの手を取る。
あったかい。
私より年上だけど、かわいい人だと思った。

私はもともと歌や音楽が特別好きなわけではない。
だけど、クミコはまた聴きたいと思う。
できるならライブハウスのような小さなところで。


出遅れた私の今年のスタート。
歌の時間がゆっくりと動き出す。
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by sararaM | 2013-03-03 01:21 | シャンソン | Comments(2)

Commented by サザエパパ at 2013-03-03 20:10 x
去年11月15日の京都・都雅都雅のライブ以来、
その前が3月24日の奈良県 香芝市 モナミホールでした。

昔からのクミコを知っている人達の多くは以前のクミコの方が良かったと言います。
最近は売れすぎて大きなホールでのコンサートが増えて来て、僕もそう思った一人です。

まだNHKなどに出てくる前は中央区銀座「蛙たち」という
JR山手線の新橋と有楽町の間の高架下の換気装置がうるさい
シャンソニエでこじんまりと、お客も50~60人ぐらいかなぁ。
その頃がピークだったように思います。

でもね、クミコさんも言っていたように同級生で同じ時代を過ごしてきた
同士みたいな感覚と強弱のトーンなど見事に心に訴えかけてくる響き
たまたま震災に宮城・石巻という激震地で共に被災されたことにより
実体験で訴えて来られる真の支援が感じられると言った面からも
応援したいと思っています。
Commented by sararaM at 2013-03-04 01:25
☆ サザエパパさん
こちらにおいでいただき、ありがとうございます。

クミコさんが歌い手さんとして歩んでこられた人生には
様々な谷や山があったのでしょうね。
そして、歌も変遷していく。
聴き手も変わっていきますものね。
シャンソニエに出かけていくお客さんと、
市民ホールに初めて来られた方々と。
サザエパパさんがよかったとおっしゃる頃の歌を聴いていれば
私もそう思ったかもしれません。
今回のステージでは、クミコさんの歌のうしろに、会ったこともない骨折したお母さまが見えたり、福祉課で手続きをしている姿が見えたりしてしまいました。
ごく普通の人の胸に届くのは、そんなところもあるのではないでしょうか。CDのよそ行きの顔ではない、生の歌が響きました。
何だか支離滅裂になりました(笑)
思うところはたくさんあります。
どこかでお目にかかれたら、お話、聞かせてください。