悪夢 再び
息子が入院した。
昨夜11時ころ、胃のあたりが重く痛い、と。
2年前の痛みの始まりに近いような気がする、と。
2年前の夏
息子は真夜中強烈な胃痛・腹痛に七転八倒して
救急車で運ばれ、そのまま、緊急手術をした。
消化管穿孔による腹膜炎、という診断だった。
縦に20㎝くらいの開腹あとは今も生々しく残っている。
あの時も夜中。
私の寝室のドアまでたどり着くのに1時間もかかって。
とりあえず、携帯を枕元に置いて寝る。
朝になったら、けろっとしていることを願いながら。
しかし。
枕もとの携帯は鳴った。
眠りについて2時間半くらいたった3時ころ。
2年前ほど切迫した様子ではなかったが
私が起きて様子をみた短時間のうちに、痛みは増していった。
前に手術をした病院に電話。
夜間救急外来がある。
家を出るころには嘔吐が始まっていた。
4時前に到着。
診察を待つ間にも痛みは強くなるようす。
診察。
CT・採血。
結果を待つ。
CTの画像から、穿孔はないという。
ああ‥ よかった‥
と、安堵の気持ちが広がろうとするとき、次の言葉。
小腸内に、腸液がたまっています。
腸閉塞、ですね。
とりあえず入院して絶飲食で様子を見ましょう。
‥ち・ょ・う・へ・い・そ・く‥
朝6時ころ、病室へ運ばれる。
点滴でやや落ち着いている感じ。
しかし、痛みどめの点滴が切れた9時以降
激しい痛み、嘔吐、痛みどめの注射
とろとろ眠る
痛みで起きる、嘔吐、注射
の繰り返し。
脂汗を流し、嘔吐する。
私にできることは、そばにいて汗を拭く、その程度。
まだ、症状がどう転ぶかはわからない。
このまま落ち着いてくれるのか。
それとももっと重篤な症状が出て
また、開腹手術なのか‥
夜、後ろ髪を引かれる思いで帰って来た。
今夜は果てしなく長い夜に違いない。
誰のベッドサイドでもつらいに違いないが
子どもが苦痛に耐えかねる姿を見るのは、身を切られるように、つらい。
by sararaM | 2009-06-13 22:02 | 日常 | Comments(9)
ご心配いただきありがとうございます。
むこうの「日記」のほうには、経過報告しているのですが
こちらは一応シャンソンのブログなので。
歌の練習をしていない「イイワケ」を書いておかないと、と思って。
息子はもう大丈夫のようです。
もう、何度ヒヤヒヤさせられることやら‥
赤ちゃんの病気はつらいですねえ。
本人が何も言えないから推察するしかないし。
縛られてしまったのですね。親はつらくてもどうしようもないですね。
その次男クンも大きくなられましたね。
うちは十分大人になってからもいろいろあります。
ほんとに、親は死ぬまで親、ですよ~
ご心配ありがとうございました。そろそろ退院できそうです。
息子さんいかがですか?
子供が苦しむ姿、いくつになっても辛いと想像つきます。
何度変わってあげられれば、と思ったことか。
腹痛による脂汗と嘔吐・・・身に覚えがあるので本当にお気の毒でなりません。
早く回復されますように。
sararaMさんもご自愛くださいね・・・看病も、結構体力奪いますから。
どれほど大きくなっても、病気をしたことやいろんなこと
いっぱい覚えていますよね、親は。
あっという間に大人になってしまいますよ。
子どもの間に、一緒にたっぷり楽しんでくださいね。
ありがとうございます。何とか退院しました。
腸閉塞で食事を調べたときに、summerbunny さんと同じ感じだ!と思いました。
腸そのものが炎症をおこしたまま、というのではないので
それほど厳密な食事制限はありませんが、繊維質の野菜など注意がいるようです。
癒着が原因らしいので根本原因は除けていません。
またあるのかなあ、と思うとちょっと気が重いです。
でも、身体に注意を払って生活せよ、というくらいに考えていきます。
ほっと安心すると、どっと疲れが出てきますね~(笑)